会社員であっても、複数の会社と契約し収入の柱を複数持つという時代になった。雇用ではなく契約になる。自分を高額商品にして、複数の会社と契約するコツは「教育化」 にある。

専業会社員が安売りの働き方になってしまう3つの原因

専業として一つの仕事で働いている人には耳が痛い話になってしまうが、専業という働き方は知らず知らずのうちに自分を安売りしてしまいがちだ。

この痛みから逃げれば、現実は変わらない。しかし、痛みを感じ、目の前の現実を目の前の現実を変えて、自分を最高値で売ることができれば、あなたはこの痛みに感謝するだろう。筋トレで言うところの筋肉痛のようなものだ。あなたを最高値へと成長させる成長痛だ。

  • 安売り原因その1:時給、月給で働いているから

あなたが生み出す価値ではなく、働いた時間で報酬をもらっている限り、大した報酬は得られない。会社員のトップ層で年収1000万円くらいだろう。しかし、長時間労働なので、お金と時間の自由は一生手に入らない。

大切なことは、「自分の時間」と「提供する価値を生む仕組み」を切り離せるかどうかがポイントだ。時給、月給で報酬を得ていると、どうしても価値を生み出す、という本気度が弱まる。価値を提供できなければ一銭も入らない、くらいの真剣勝負に身を置いた方が自分の商品価値は高まる。だから、会社に勤めながらも、価値で報酬を受け取るもう一本の柱をもつことをおすすめしている。

  • 安売原因その2:1社と雇用契約を結んでいるから

顧客が一社しかないなら、安く買い叩かれるに決まっている。対等な関係は難しい。

実際、あなたは経営者から追加の仕事を頼まれた時、断れるだろうか?複数の顧客がいることで、いくつもの収入の柱を持つことができるし、顧客の過剰な要求を呑む必要もない。あなたは会社や顧客の奴隷ではないのだから、不当だと思ったらさっさと契約を解除して、高値で契約してくれる人を探せばいいのだ。そもそも高値で売れる価値は、社内にないものだ。

複数の顧客を持つことでいつでも契約を終了できるようになる。自ら辞める選択肢があることで、あなたは自由を手にする。そして、やってみると分かるが、会社(顧客) はあなたを大切に扱うようになる。自分のルールや価値観を曲げずに、働くことができる。

  • 安売り原因その3:出社・出張しているから

移動時間は価値を生んでいないから、生産性が下がる。自分が出向くのではなく、オンラインを使うか、顧客にきてもらう働き方じゃないと、あなたの貴重な時間が奪われていく。毎日1時間の通勤時間で、年間260日働いたら、年間260時間という一生取り返せない貴重な資源を失うことになる。

この3つの働き方は、資本家 (オーナー) の奴隷になるようなものだ。お気付きの通り、従来の会社員という働き方そのものが、あなたを安売りさせている。個人事業主 (フリーランス) だとしても3つに当てはまるなら、安売りしてしまっている。

現在のあなたの能力と、あなたの報酬は比例しない。

頑張れば報われることばかりではないのだ。自分を最高値で売り、お金と時間の自由を手に入れたいなら、自らの意思で、以下の働き方へと変えよう!

僕は、この3つの働き方革命を提案している。

働き方革命その1:時間ではなく、提供する価値で報酬を決める働き方

働き方革命その2:複数の顧客を持つ働き方

働き方革命その3:移動を前提としない働き方

国や会社に期待するのではなく、自ら革命を起こしていこう。

僕自身、この3つの働き方革命を起こすことで自分を最高値で売り、お金と時間の自由を手に入れることができた。お金と時間を自分に再投資し、さらに価値ある自分になるべくアップデートしている。

自分という商品を最高値で売る

僕は、中小企業向けの経営コンサルティング会社をやりながら、個人向けに起業・副業の支援をしている。どちらもやっていることは同じ。企業の価値、個人の価値を最大限に高めて、最高値で売るビジネスモデルを構築する、ということ。個人向けにビジネスモデルというと大げさに聞こえるかもしれないが、個人であっても、自分という商品をピカピカに磨き上げて、最高値で売る、というのは立派なマーケティング戦略だ。

これからは会社員であっても、複数の会社と契約し、収入の柱を複数持つ、というのが当たり前になってくる。雇用ではなく、契約になる。会社員にとって、雇用主である会社は、顧客と考えられ る。自分という商品をパッケージ化し、複数の会社 (顧客) に自分を高値で買ってもらえばよい。複数の会社があなたにお金を払っている関係の方が、個人と企業は対等な関係を築ける。毎朝出社し、夜遅くまで働く、という必要もなくなる。そもそも働く時間で契約するのは、典型的な安売り思考。最高値で売る人たちは、時間ではなく提供する価値で報酬を得ている。

例えば、この本の報酬は時間ではもらえない。一方で僕の手を離れたら、本が永続的に価値を読者に提供し、僕に報酬が振り込まれる。

一般的な会社員は、自分の価値を売れる状態、つまり商品化していない。だから、労働時間で報酬を設定する、という働き方になっていただけ。本来は、あなたが提供する価値に対して報酬を受け取るべきだ。あなたの労働時間と切り離して、価値を生む仕組みをつくれば、報酬はどんどん伸びていく。通勤そのものも価値を生んでいない。汗をかいて通勤しても、その汗がお金に変わることはない。オンライン会議ツールを使えば、あなたがどこにいても、複数の会社 (顧客) と仕事ができる。

あなたは仕事において、どんな結果にコミットしているだろうか?

僕は複数のプロジェクトを同時並行で進めているが、プロジェクトチームを組む時に、まず最初に聞くのがこの質問。

「あなたはどんな結果にコミットしますか?」

この質問に答えることができ、実際に結果を出せる人は、高値で売れる。逆に、作業や時間にだけコミットしている人は、いずれ安い労働条件の人に置き換わるだろう。

本書は、楽して稼ぎましょう、好きなことをするだけでお金が降ってくる、みたいな夢物語を語るものではない。そのような内容であれば、読んでいる間は気持ちよくなれるだろうが、目の前の現実は気持ち悪いままだ。

率直にいえば、本書は、読者が限定される。真剣に自分と向き合い、顧客と向き合い、価値を発揮していこう、そういった人にこそ読んでいただきたい。また、そういった方であれば、本書はあなたを最高値で売る手助けになる。

自分高額商品化の鍵は「教育化」

自分を高額商品にして、複数の会社と契約するコツは、「教育化」 にある。「教育化」 という言葉に出会ったのは、日経BP社が発行している経営雑誌、 『日経 トップリーダー』 (2017年9月) の特集だ。 「あらゆる業界の企業は教育化する」 、この一言に僕は電流が走った。今まで教育業界のコンサルティングを通じて培ってきた知恵が、あらゆる個人と企業に役立つ、そう確信したからだ。

まず本業で結果を出し、そこで培った職業的な知恵を体系化し、他の顧客に教える ことで第二の収益とするのだ。

「教育化」 というメソッドを使って僕が実際に収益化を支援したジャンルは多岐に渡る。

具体的に挙げると 「英語、速読、起業、マーケティング、スピリチュアル ・ 心理学、写真、メイクアップ、ネイルアート、パーソナルカラー、恋愛、出版、コンサルティング、WEB集客、店舗集客、営業、経営、事業承継、コミュニケーション、英国刺繍、コーチング、カウンセリング、お金の教育、不動産投資、ダイエット、筋トレ、ボイトレ、自己啓発、目標達成、研修講師、ライター、情報誌、組織開発、学習塾、家庭教師、 社会保険労務士、行政書士、 ネットショップ、 婚活、介護福祉、 貿易仲介、卸業、セキュリティ、 Youtuber、占い」 といったものだ。

もし僕が挙げた業種の中に、あなたが本業でしている仕事がなかったとしても、それはまだ僕が手伝える機会に巡り合ってないというだけで「教育化」 することは可能だ。生産性の高い仕事ほど、人がお金を払っても学びたい価値がある。不安に感じることなく、本書の戦略を手に入れてぜひ挑戦してほしい。

様々な分野で教育化し、自分を高額商品化して、年収1000万円どころから1億円プレイヤーになっている人たちが出てきている。

ただ何も考えずに与えられる仕事をしているだけでは、最高値で売ることはできない。自分で 「こういった結果を出す」 と決めて、KPI(重要業績評価指標)を定め、最速で結果を出す。結果の出し方は、結果を出した人に教えてもらえばよい。教えてもらうコツは 「タダ働き」 だ。休日にタダ働き、今の言い方ならインターンをして、職業的知恵をアップデートしよう。

そして圧倒的な結果を出したら、それを学びたい人に教えてダブルインカムを得よう。僕は2社で経験を積ませていただき、独立後に自分という商品を作り、最初は7社に結果の出る方法を売った。

これからは、個人や企業も教育者になる時代だと考えている。実際、僕が社会で生きていくために身につけた知恵は、学校ではなく、人や会社で教わった。自分で職業的な知恵を身につけ、それを学びたい人に教える。体験を通じて学び、体系化し、人に教える、というサイクルを回すのだ。

ことわざに 「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」 という言葉がある。中国語では 『授人以魚不如授人以漁』 と言われ、 「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に釣りを教えれば生涯食べていく事が出来る」 という意味の、老子が言ったとされる言葉のようだ。

人が生きていく力を教えるのだから、経済価値は非常に高いわけだ。そして、教育はインターネットを使うことで多くの方に提供できる時代になり、あなたの労働生産性は飛躍的に伸ばすことができる。それが僕やクライアントたちの収入が伸び続けている理由だ。