【越智秀樹】出版のプロが語る“出版の極意”

最終更新日:2019年11月11日

▼目次▼

出版のプロ、越智秀樹さんとは?
出版部で働き始めた頃の苦悩
主体的に本を作ることの大切さ
本が売れるかは企画次第
出版におけるタイミング
どんな切り口で本を書くべきか
売れている本といえる基準
本を出す上で知っておくべきこと
本当に良い編集者とは
編集者との出会い方
良い出版社の見分け方
出版を実現していく為のポイント
著者として長期的に活躍する方法
最後はやはりコンセプト
『OCHI企画』で越智さんが成し遂げたいこと

出版の専門家「越智秀樹さん」とは?

【越智秀樹さんプロフィール】

1970年愛媛県今治市生まれ。
1992年大分大学経済学部卒。
1992年PHP 研究所に入社。
法人営業を振り出しに、文庫出版部副編集長、エンターテインメント出版部編集長を経て、
2015年PHP100%出資の関連会社 PHP エディターズ・グループ(PEG)の代表に就任
2017年10月に独立し、現在はフリー編集者として活動をスタート

ベストセラー作家を中心に書籍の企画、編集をプロデュースを手がける。今まで手がけた本は400点以上、累計発行部数は1,000万部を超える

【ホームページ】 https://ochikikaku.com/

出版のプロに聞く書籍出版の本質とは?

小林 : こんにちは。

越智 : こんにちは。

小林 : 専門家インタビューを始めていきます。今回は累計発行部数 1000万部 以上の出版を手掛けてこられた出版のプロ、越智秀樹さんにお話を伺っていきます。

今回はこれから本を出したい方、そして、1冊か2冊本を出したけれども、そこからどうしていこうか、課題を感じていらっしゃる方、こちらの方に向けて、出版のプロである越智さんに出版の本質とか、どうやって著者として活躍していけばいいのか、そういったことを教わっていこうと思います。

ではまずですね、越智さんが手掛けられてきた書籍とか、これまでのご経歴について、少しお聞かせ頂けますか?

越智 : はい。私はですね、1992年、丁度バブルがはじけた時にですね、PHP研究所という会社に入社を致しました。最初約10年は法人営業をやっていました。所謂、中小企業の社長さんのところに行って、190円程の小冊子があるんですけど、それを取って下さいっていうご案内とか、あるいは、中村天風さんのカセットテープとか、企業研修用のビデオとか、そういうもののご案内をしていた期間があります。

その後、文庫出版部に2002年、日韓W杯の年に、文庫出版部に異動をしまして、そこで約10年、その後に、コンビニ向けに本を出す部署を新設しろということで、そちらに異動しまして、やはりそこで3年程やったのちに、PHPエディターズグループという子会社に出向して、そこで取締役、常務取締役ということで勤務致しまして、2017年9月に、PHP研究所を退職させて頂きました。

小林 : じゃあもう一貫して、この出版の世界を、何十年も、渡り歩いてきたという。

出版部で働き始めた頃の苦悩

小林 : 今まで、こちらにも書籍たくさんありますけれども、どんな本を、手掛けられてきたんですか?

越智 : そうですね、私歴史が好きだったので、もともとは歴史の本を作りたくて、PHPに入社致しました。守屋洋さんとかですね、伊藤肇とか、中国古典を主に、特に三国志好きでしたので、
三国志、戦国武将、その辺りの本作りたいなと思って入ったんです。

法人営業やりますと、PHPの創設者が松下幸之助になりますので、松下幸之助の考え方なんかを社長さんとお話しする中で、経営、或いは人材育成、そういった本も興味を持ち始めて、手掛けようということで、文庫出版部に異動した時はですね、そういうビジネス書とか、経営書をやっていました。

小林 : これ1つ1つ宜しければどんな想いで、多分ここに出てる本ってどれもすごいベストセラーになってると思うんですが、ポイントをお一つずつ、教えて頂けますか?

越智 : そうですね、最初、文庫出版部に行った時には、ビジネス関係の文庫を作っていたんですけど、なかなか売れないんですよこれが、文庫というのは当時18点、出していたんですけど、1ヶ月ですね、

小林 : 1ヶ月ですか!?

越智 : 1ヶ月です。それぞれ編集者担当がいるわけですけど、だいたい一人2点ぐらい作ってたんですね。1ヶ月に1回それが出てくるもんですから、同時搬入といって、簡単に言うと、発売日が全く一緒なんですよ。

なので、1ヶ月後に反省会っていうのをやるんですけど、その反省会の中で18点全部順列に並べられるんですよ。自分が来たばっかりの時に何冊か作るわけですけれども、下から数えた方が早かったわけですね。いつもいつも。悔しいというか情けないというか。なんで自分が作った本ってこんなに売れないんだろうなと思ってたんですね。

というのもそれまで営業だったので、営業である程度の成績をおさめていたものですから、自分としてはやれるだろうと思ってやってきたものが、作っても作っても売れない、いや~もう辞めたいなと、もう営業に戻った方がいいんじゃないかと、思っていたんですね。

これ今だからお話出来るんですけど、実際、会社部署の方には、もう営業に戻らしてくれということを上司には伝えました。伝えたんですけれども、替えが、つまり交換要員が会社ですので必要なんで、「一旦交換要員が決まるまで、越智君、半年くらい待ってくれ」と、言われたんですね。「分かりました」という風に待ってた時にですね。

ふと思ったんですね。あれなんか今までいつも上司の顔色伺って、例えばこれカバー、専門用語でいうと装丁なんですね。

装丁のカバーイラストは誰にしましょうか?と上司にお伺い立てて、上司がこれがいいんじゃないか、いや君のそのアイデアは今一つじゃないかとか、上司にお伺いを立てて、上司がOKしたものだけをこう、自分の中では通してた、つまり自分が主体的に本を作ってなかったんですよ。でもまぁいよいよ営業に帰るんで、主体的に本作ってみようと思って作ったのが、こちらだったんです。

小林 : もう最後の6ヶ月だし、自分の好きなものやろうと。そうしたらこの「世界の神々がよく分かる本」こちらが、どんな売れ行きになったんですか?

越智 : 12月に出した本なんですが、売れ行きが良くてですね、半月で増刷になったんですよ。半月で増刷なんてかかったことなかったものですから、おぉ!と思っているうちに、増刷がどんどんかかっていって、今もう35万部以上、売れています。

小林 : シリーズなんですよね。

越智 : そうなんです。累計で5冊で100万部という。

主体的に本を作ることの大切さ

小林 : でもあの素人の僕が言うのもあれなんですけど、「世界の神々がよく分かる本」ってそんなに売れるかな?っていう(笑)

越智 : そうなんですよね。そう思うと思うんですよ。これがなんで出来たのかっていう話なんですけど、僕ゲーム大好きなんですよ。で、ゲームで皆さんご存知だと思うんですが、いっぱい神様とか悪魔とか出てきますよね。

ゼウスだの、オーディーンだの、ルシファーだの、アポロンだの、ゲームの中で登場するんですけど、僕あんまりギリシャ神話とか、ローマ神話とか詳しくなかったので、彼らが実際に神話の中でどんな風に描かれているのかとか全く知らなかったので、それを知りたいなと思って作ったのがこちらなんです。

小林 : じゃあ、自身の興味とか関心を満たす本を作ったというわけですね。

越智 : そうなんですよ(笑)しかもこのカバーはですね、先ほど申し上げました私戦国武将が好きなんですけど、「信長の野望」というゲームが好きなんですね。その信長の野望のパッケージを描いている長野剛さんというですね、超有名なイラストレーターがいて、その方のイラストなんですよ。

小林 : じゃあ、ほんと今までは自分のやりたいことじゃなくて、上司にお伺いを立てて、売れなかったけど、ご自身のやりたいこと尽くしにしたら、爆発ヒットだったという。

越智 : その後も天使と悪魔とかですね、神獣・モンスターとかですね、全部10万ずつ超えていくんですよ。自分の好きなことやったらこんなに売れるんやと

小林 : じゃあ、もうそこで、営業に戻るっていうのは無くなったと。

越智 : 無くして下さいと言いましたね(笑)

小林 : そういう転機ってあるんですね。

越智 : ありましたね。

本が売れるかは企画次第

小林 : じゃあ、そこからそれ以外のところもお聞きしていきたいんですけど、次にどの本が。

越智 : そうですね、次もこれ文庫時代の話なんですけど、「頭のいい子が育つ パパの習慣」という。

小林 : パパに限定してるんですね。

越智 : はい、そうなんです。これもですね、家の近くの書店に行ってた時の話なんですけど、この清水さんの本が出ていて、何刷りかかかってたんですけど、そんなに爆発的に売れてる感じじゃなかったんです。

丁度私も、息子をですね、中学受験をさせるかどうかの年頃で、まぁ息子とか娘とどういう風に向き合えばいいのかと思ってた時期だったんですね。で、その方の本を読んで、お父さんの力って今後の教育に非常に大切なんだなと、なんとなく自分はその時直感で思ったんです。それでこの本を作りました。

小林 : これはどれぐらい売れたんですか?

越智 : これは25万部ぐらいですね。

小林 : 25万部!これも素人ながら思うんですけど、子育てって母親っぽいし、しかもパパのって限定した本って、すごい読者絞っちゃってる感じが。

越智 : しますよね。にも関わらずですね、私先ほどから言っているようにゲーム好きで、当時あのソニーコンピュータエンターテインメントが売れていて「僕の夏休み」というゲームが当時売れてたんですよ。

そのパッケージが好きだったので、キャラクターデザインも上田三根子さんという方がされてるんですけど、その方の絵を使ってやってます。

小林 : こちらもやりたいこと尽くしで(笑)

越智 : そうですね(笑)

小林 : でもすごいヒットになったわけですよね。

越智 : そうです。実際、この清水さん、1冊目PHPで出してたんですけど、そんなには売れてなくて、この時に思ったんですね。あ~やっぱり企画っていうものが非常に大切だなと。

1冊目売れなかったと本人も思ってらっしゃって、2冊目そんなに大きな反応じゃなかったので、ほんとにこれこんなに売れて、本人もビックリされてました。

小林 : そういう意味ではこれを観てる方で、1冊出たけど、ちょっと売れ行きが…っていう方も、そうやって企画を変えていけば、次なるヒットが産めるチャンスがあるということですね。

越智 : そう思います。

出版におけるタイミング

小林 : じゃあ次の本はどれになりますか?

越智 : そうですね。コンビニの部署に移ってですね。

小林 : こちら有名な。

越智 : スティーブ・ジョブズ。今これ10万部超えて、文庫にもなっているんです。これコンビニ向けの本として作りました。

主にですね、セブンイレブンさんに向けて打った企画なんですけど、ずっとセブンイレブンさん向けに企画をですね、スティーブ・ジョブズでやりませんか?と、私好きなので、申し上げてたんですけど、まぁ営業も、セブンイレブンのバイヤーさんも取らないんですよ。

なんでかっていうと、「いや越智さん、コンビニの読者は、スティーブ・ジョブズって名前知らないんですよ、そもそも」って言われて、2回か3回出したんですけど、全部断られたんですね。そうか、俺大好きだし、書店では売れるんだけれども、そんなもんなのかな~と思っていたんです。

ただ、2011年ですね、10月だったと思うんですけれども、ジョブズが亡くなったという訃報がありました。その日私は朝早めに9時ぐらいに会社行ってたんですけど、営業の担当者がやってくるわけですよ。「越智さん、ジョブズの企画出してましたよね?作って下さいよ」って首を絞めんばかりの勢いで言ってくるわけですよ。

「いや、ちょっと待てよ」と、「君の言うことは分かるけど、この間までバイヤーさんも君もスティーブ・ジョブズなんて分からないと言ってたじゃないか」と「そんなこといいから越智さんすぐ作って下さい」と「いや、著者だって聞かないといけないし。ちょっと待って」と「いや、目の前で電話して下さい」って言うんですね。

私は渋々ですね、彼の目の前で著者に電話をして、「ジョブズの企画、作りませんか?」と、そしたら「やりましょう。私、越智さん、ジョブズには大変お世話になった。」何冊も本出されてます。「作りましょう」「いや、年内と言ってるんです」と。10月ですから、たしか21日だったと思うんですけどね。

「いや、これなかなか大変です」と。「執筆期間も下手すると2週間程で書いてもらわないと間に合わない」と、「いや、書きます。越智さんの為なら」と言って下さったんですね。じゃあということで、ほんとに大急ぎで、年内に出したらば、あれよあれよと増刷かかっていって、年明けのジョブズの本はあんまり目立った動きは無かったんです。

小林 : なるほど。じゃあ年内が勝負だったと。

越智 : だったです。本っていうのは本当にこの時思いました。タイミングが勝負なんだなと。

小林 : これはどれぐらい売れたんですか?

越智 : これも10万部ですね。

小林 : なるほど。本はタイミングが大事ということですね。じゃあ、こちらの2冊も。

越智 : はい。で、こちらは単行本を出すようになって、作った本なんですけど、これは斉藤一人さんの本です。これも今12万部超えていて、この前に、一人さんのお弟子さんの本を出しました。

柴村恵美子さんという一番弟子さんがいらっしゃって、その本が、「引き寄せの法則」という本なんですね。それが今20万部ぐらい売れているんですけど、それが出たので、その影響でこの本が出てます。

実際そっちの本のエピソードを話した方がいいと思うんですが、その本はまず原稿が私のところにきたんですね。これで出しませんか?と。来たので原稿読んだんですけど、タイトルがなんと、「エネルギーの法則」って書いてあるんですよ。

いや、エネルギーの法則じゃあこれ売れへんやろうなと思って、いろいろタイトル考えました。それで、引き寄せのブームがシークレットの時期に一回来て、ちょっと落ち着いてた頃だったので、もう一回よくよく考えてみると、引き寄せの法則ってよく分からないなっていう人って僕も含めて多いんじゃないかなと思ったんですね。で、その引き寄せの法則っていうものをタイトルにつけたところ、やっぱりバーンと売れ始めて、あれよあれよと増刷かかっていって。

その延長線上で、一人さんが、それだけお弟子さんの本が売れるんだったら、僕の本もということで、これも最初に原稿が来ました。それで、その原稿を読みながら、どういう風にタイトルをつけるのかっていうことを僕の方で考えて、「絶対、よくなる!」ということで付けさせて頂きまして、この時にやっぱりタイトルの重要性をすごく痛感致しました。

小林 : いろいろキーワードがありますね。最後にこちらの書籍はどんな想いで書かれたんですか?

どんな切り口で本を書くべきか

越智 : そうですね。こちらは私独立して、すばる舎さんの方で、編集をさせて頂いた本で、この本に関しては、永松さんとはお付き合いが、累計数とも5年6年7年以上お付き合いしてると、思うんですが、話し方の永松さんとしては初のノウハウ本なんですよ。

はい。で、話し方の本というとですね、どうしても、やはり、間をおきましょう あるいは、ボディランゲージを大きくしましょう、言葉を短く太く話しましょうっていうことになると思うんですね。

この本は全く違うんです。そういう話し方のノウハウじゃなくて、いや、好きな人とだけ話しましょうという本なんですよ。私はそれを聞いた時にビックリしたわけですね、え、そんな、好きな人とだけ、話すだけで、話し方上手くなるのかなと、思って原稿を読み進めていって、その解がこの本に書いてありました。

小林 : なるほど。それを知りたい人はぜひ読んで下さい。こちらも発売からすごく売れてると。

越智 : そうですね。9月に発売して、1ヶ月以内で増刷しております。

売れている本といえる基準

小林 : 今当たり前のように10万部20万部と話がポンポン出てこられましたけど、普通、あのビジネス書とか、実用書って、どんなもんなんですか?一般的な売れ行きといいますか。

越智 : これは正直に申し上げますね。増刷かかればいい方です。

小林 : なるほど。じゃあ初版数千部で、スタートで、増刷かかったら、いいのかなっていう。

越智 : 会社としても、出版社としても、損しなかったかなという形になります。

小林 : 年間のビジネス書、実用書の中で、10万部クラスの本って、どれぐらい出るもんなんですか?

越智 : どれぐらいでしょうね。20、30、50は無いんじゃ無いでしょうかね。

小林 : 年間の発行点数でいうとどれぐらいになりますか?

越智 : 7万5千点ぐらいですね。

小林 : 7万5千点の中でほんとに数十冊だけが、それぐらいに至ると。

本を出す上で知っておくべきこと

小林 : では今からですね、二つの方に向けてアドバイスを頂きます。まず一つ目が、これから本を出したい方ですね。

僕もまだ2冊出させて頂いたところですけれども、出版ほどですね、ブラックボックスというか、なんかもう出せるのは、すごい先生だけとか、学者の方、一流の経営者みたいな、自分とは一切関係ないんだぐらいに思ってたんですけれども、僕の場合は運よく出すことが出来たんですね。

自分の何か経験を世に伝えたいと思っている方きっとたくさんいらっしゃるんですけれども、これから本を出したい方に、ぜひアドバイスを頂けないでしょうか?

越智 : まずはですね、先ほど申し上げたように、実は私、やっぱり売れた本をここに並べてますから、景気良く聞こえますけど、むしろ売れてない本が圧倒的に多いんですよ。ほとんどの編集者がそうだと思います。

3割打者であれば、編集者としては優秀なんですね。3割打者というのは、重版が3割ということです。それはもう十分優秀です。ほとんどの編集者がこういう言い方すると語弊があるかもしれませんが、3割届かない人が多いと思うんですよね。

ですから基本的に、こういう言い方すると皆さんビックリされると思うかもしれませんが、本は売れないっていう前提があります。もっと言えば、売れてる2割が、売れてない8割をカバーしているようなイメージです。

小林 : まぁ売れるものはぐんと伸びていくけど、売れないものはさっぱり売れないと。

本当に良い編集者とは

越智 : その中で、私がほんとに今回皆さんにお伝えしたいのは、自分のことを本当に理解してくれる編集者と出会う。これが僕はすごい大切だと思います。つまり編集者っていうのはですね、著者の一番の理解者のはずなんですね。でも一方で会社に所属してます。ほとんどの編集者は。ということは自分の会社を儲けさせないといけない。

といことは、例えば、私が正弥さんの編集者だったとすると、正弥さんが他の出版社で出して売れてる本なんて極端な話どうでもいいんですよ。僕と作る本だけ、売れてくれればいいんですよ。ですからすごく刹那的な付き合いになる可能性もあるんですね。

ということはなかなか編集者と長く長くお付き合いしていくのは逆にいうと難しいんです。もしくは正弥さんのことをほんとに理解してくれる編集者と出会うというのはなかなか難しい、でも、中にはいるんです。その編集者が例えばPHP辞めました。

次にじゃあ、スバル行きました。プレジデント行きました。小学館行きました。それでも正弥さんのことを本当に理解してくれている編集者であれば、どこ行っても正弥さんの本を出し続けてくれるんですね。いかにそういう編集者と出会うかっていうのが僕は一つ大きなポイントなんじゃないかなと思います。

小林 : なるほど、じゃあまず大事なことは自分のことを深く理解してくれる編集者さんと出会うという。あの、まず編集者さんという生態を僕らはもう少し理解する必要があると思ってまして、すごい特殊だと思うんですね、多分男女の恋愛以上に相手のことがさっぱり分かってないっていう。編集者さんって何を考えていて、どこに生息しているのか、この辺りをちょっと最初に教えて頂けたらと思います。

越智 : まずですね、生息しているのは基本的には会社なんですけれども。働き方は本当に会社によって千差万別ですし、生息しているところも千差万別です。例えば編集者によっては朝会社にも行かずに喫茶店に行って、色々議案を読んだり、アイデアを練って、企画を練って、或いは書店に行ったり、編集者と会ったり、ほんとにその辺りは柔軟な働き方が出来る生態、お仕事です。

何をいつも考えているかというと、どうやったら売れる本が出来るか、もうそれしか考えてないです。むしろそれを考えてない編集者は売れる本は出来ません。

やはり良い本ってよく皆さんおっしゃいますよね。でも良い本を出すことはそれは編集者として当たり前なんです。やっぱりどんなに良い本であっても、売れなければ、それは言葉キツイかもしれませんけど、紙クズです。

それをやっぱり編集者っていうのは、すごくすごくやっぱり自分の中で強く持っておかないと、会社側も投資してくれているわけなんですね。その編集者に、或いは著者に。その投資したものをやっぱり無駄にしてはいけない。ということは編集者に対しては思います。

編集者との出会い方

小林 : なるほど。じゃあその流れの中でどうしたら編集者さんと出会えるんでしょう。

越智 : まず皆さんが頭に思い浮かぶのは持ち込みだと思うんですよ、ハッキリ申し上げます。ほとんどの持ち込みは企画になることはないです。もちろん全くゼロとは言いませんし、出版社さんのスタンスもありますので、100%とは申し上げません。

しかしながらですね、ある一定の規模の出版社、或いはある一定規模の商業出版、あるいは書店で売れる本っていうものを目指している出版社では、持ち込み企画っていうのは、読まれはしますけども、企画が通る可能性は少ないという風にまず考えて下さい。じゃあどうしたらいいんですかといったら、まぁハッキリ申しますと、紹介です。

小林 : じゃあほんとにその自分に合った編集者さんとの出会いや本が出るかどうかは紹介っていうことなんですね。

越智 : そうですね。

良い出版社の見分け方

小林 : あとその結構皆さん、僕も言われるのが、なんか本出しませんか?っていうメールを受け取ったっていうのを結構聞くんですね。僕もたまにそういうご連絡頂くんですけど、どうですかね、ぶっちゃけた話、出していい出版社さんと、遠慮した方がいい出版社さんもあるのかなって思うんですけど、その辺りはどうでしょうか?

越智 : そうですね、一番のポイントは見分け方のポイントはお金をいくらいくら必要ですよって言われた場合はちょっと要注意です。出版社さんから。

小林 : 本が出たっていうのってむしろスタートじゃないですか。そっから読者さんに届いて売れる本になっていかないと著者のメッセージも届かないし、 誰もハッピーにならないと思うんですけど、そのために、なぜお金を取るようなところだと要注意なんですかね。

越智 : お金を出して下さいっていう出版社さんの場合ですと基本的にそこは自費出版の可能性が非常に高い。もしくは半分自費出版、半分商業出版という可能性が非常に高いんですね。そこのビジネスモデルで成り立ってる場合っていうのはある程度その出版社さんのカラーっていうものが世間的にもあるいは取次っていう本の卸会社についてるわけですよ。

ということは、この本たくさん刷ってあちこち書店に置くよりも、ある一部の限られた書店にまずはおいておこうという風になりがちです。そうすると多くの人に広がっていくっていうのは、なかなかそっから先は大変かなという風に思います。

小林 : なるほど。じゃあもうシンプルに、お金を出してねって言う出版社さんの本は、書店に並ばないと。

越智 : そうですね。それに近い場合はありますね。

小林 : 売り場がなくて、そもそも売るチャンスすらない。そういう意味では、お金を取るっていうことは、そこからいろいろ見えてきますよね。 実際に商業出版で、書店に並べて売れていれば、出版社は儲かってるから、著者さんからお金をもらう必要はないという風にも考えられるということですね。

出版を実現していく為のポイント

小林 : じゃあいよいよこっからゼロから、出版を実現していくために、三つですね、ポイントを教えていただけますか。

越智 : そうですね。新人の著者さん。これから本を出したいよっていう方には、三つのポイントがあります。まず一つ目は本業を磨くということです。まずはご自身の仕事を そこでしっかりと成果を出して頂くということが大切かなと思います。これは皆さん考えられたら、当たり前だと思うんですよ。普通のサラリーマンやっていて本は出ませんよね。

そのサラリーマンさんがスーパーサラリーマンさんでもない限り、書いてる本を皆さんお金を出してまで、読みたいとは思わないからです。ですから、統計的な意味での実績、正弥さんでしたら、何人の方を、どれくらい稼がせました。そういう実績っていうのが、まず一つ目は、大切になってきます。

そういう意味での実績と、あとはニッチな分野での実績というものを出す。これも非常に面白いと思うんですね。 これも私、ある人の本を出したいなと思ったんです。その人っていうのは愛知県で日本のゲーム博物館っていうのをやっている人なんですよ。

その人、レトロゲームを300種類ぐらいそこに展示してたわけですよ。で、僕ゲーム好きなんで、しかもレトロゲーム、80年代、90年代前半ぐらいまでのゲームセンターのゲームをそこに並べてるわけですよ。

小林 : インベーダーゲームとかですか?

越智 : インベーダーゲームから、パックマン、当時の台のまま、並べられてるわけですよ。この人の本出したいなと、 そんなレトロゲームなんていうニッチな世界でしかも山奥ですからね、そんなことやってる人がいるんだなぁと思っていたら、やっぱり同じこと考えてる編集者がいるんですよ。

某出版社の取締役ですけども、「越智さん、辻さんの本だったら出してもいいですよ」とたまたま言ってきてくれて、で、実際アタックしたんですが、実際問題今休館してるんで、小牧ハイウェイっていうところに移動したらやるんで、その時また考えさせて下さいと。

極めてそういうニッチな分野で実績を出している人、有名になっている人っていうのは可能性の一つとしてあります。 で、もう一つはですね、やっぱりお弟子さんがすごい実績を出している人。一番わかりやすい例は、イチローのお父さんです。

小林 : ほんとそうですね。

越智 : イチローのお父さんって確か6冊か7冊か本出してるんです。

小林 : あ、そんな出してるんですね。

越智 : 出してるんですよ。でもイチローのお父さんって、イチローさん以外、すごい優秀なお弟子さん一人もいないですよね。皆さんが知ってるような。それが圧倒的な実績をお弟子さんが出してる場合。こういう人っていうのは本が出しやすい。話戻りますけど、圧倒的に本業に力を入れてそれを磨き上げるっていうのが一つ目の条件だということ。

二つ目はですね、言葉を磨く。これはですね、オリジナルの言葉を紡ぎだして下さいっていう話です。こちらはですね、『人生がときめく 片付けの魔法』こちらの編集者であり、元サンマーク出版の常務である高橋朋宏さんという人がいるんですけど、この人と私今一緒に仕事をやっていて、彼がよく言っている話なんですね。オリジナルの言葉を持っているか、その中で something new があるかどうかということだと思うんです。

例えばですけど、私、自己啓発の本作ってるんで、よくあるんです、直感で動けとか、即断即決しろとか、潜在意識を変えろとか、そういう言葉はもうはっきり言って聞き飽きたと。それではやっぱり本にならないんです。やっぱりその自分のオリジナルな言葉がない。 something new がそこにないからなんですね。

さっき触れましたけど、この本はなぜ売れるのかっていうと、話し方が9割ってタイトルながら、永松さんらしい、自己啓発の要素が入ってる、この本の中には、全肯定をしろと、話をしている相手がどんなことを言っても全肯定をしろと、まあある種、そんなんでええんかいなと、思うようなことが書いてありますし、好きな人とだけ話をしなさい、そう書いてあるんですね。

そこに something new があるので、この本は企画として成り立って、かつ売れてるんじゃないかなと自分なりに考えています。

小林 : 越智さんの、ご自分の名言っていうのもありますよね。

越智 : そうですね。自分の名言集みたいなものを、ぜひ言葉を磨く上で、作られることをお勧めします。100本でも200本でもですね。ご自身がセミナーとか、あるいはよく人に話している言葉があると思うんです。

相手に受けがいい言葉があると思うんですね。それを必ずメモして残しておくこと。そして、それについての記事を、 Facebook、 あるいはブログにアップするとその反応があがってきますので、それで言葉を磨くという方法もあると思います。

そして三つ目は人間力を磨くということです。先ほどちらっと触れましたけども、出版社はですね、著者に投資をするわけです。正弥さんはお分かりですから、答えを言いますけど、大体300万円から400万円のお金を著者に投資するわけです。

なので、著者に対して編集者は良い関係を結ばないといけないんです。決して良い人になる必要はないですけど、やっぱり良い編集者と良い関係を結ぶっていうのは、本を出すための秘訣なんですね。

ところがですね、これも面白いんですね、これは新人著者さんよりも先の話ですけど、著者さんの中で売れ始めると、人間が変わる人が中に入るんですよ。もしくは本一冊だしたら、人間変わる人がいるんです。

俺出したぜみたいな。そうするとですね、編集者の付き合い方も変わってくるんですね自然と。あれ、この間までこんなこと言ってなかったのになということを、言い始めるんですね。それは元々の人間性が出てくるんだと思うんですよ。

例えばですけど、私も経験したのが、非常に残念な話ですけども、 すごい売れる著者さん、ある著者さんとお仕事をして、その方が少し下火になった時があるんです。その時私は本を作りました。そして、初版部数、つまり、最初に何部この本刷りますか?っていうのを、著者に予めお伝えするんですね。

その時に、メールが来ました。どんなメールか、「私、こういう著者で、なのに、初版部数が〇〇部数って少なくない?私こんな著者じゃないはずよ」っていうメッセージが私のところにきたんです。それを見た時にすごくやっぱり私もびっくりしまして、自己啓発の著者さんなんで、いや~残念だなと思いながら、それがまた延々書かれていたので、あ~寂しいなっていう風に思いました。

是非著者になる方っていうのは、特に自己啓発とか実務書書かれる方っていうのは自分の人間力っていうものを磨くことによって良い編集者と出会う確率を上げて欲しいなという風に思います。

小林:越智さん、ありがとうございました。

越智:ありがとうございました。

著者として長期的に活躍する方法

小林:今これから本を出したい方に対して、三つのポイントを教えていただきました。では続いてですね、1冊か2冊出して止まっちゃっている人。この人たちに対して、アドバイスをいただきたいと思います。

正直なところ僕も去年1冊目出して今年1冊目出して、また今、次の書籍に取り組んでいるところですけども、やっぱ1冊出した後のときって、結構僕、不安だったりとかこの先どうしたらいいんだろうみたいなところはあったんです。僕の場合幸い、多少、三刷り行きましたけれども。

越智:おめでとうございます。

小林:ありがとうございます。これ、1冊目が売れなかった著者さんに対しての風当たりって、結構厳しかったりするじゃないですか。

越智:しますね。

小林:そういう中で、1冊・2冊出して止まっちゃっている人が、どうロングセラーの長期的に活躍する著者になられていけるのか、こちらもぜひポイントを教えていただきたいと思います。

越智:まず、前提としてです。著者人生をどういうふうに考えていくかっていうことが、一番大きなポイントになると思います。つまり正弥さんが、一発どでかいのを出したいんだというふうに思うのか、先ほど仰ったように、長く10年・20年活躍する著者になりたいのかで、全く違ってくるわけです。

つまり本のつくりが、そもそも違うからなんですね。一発大きいのを狙いにいく場合は、編集者もそのつもりでやらないといけないですし、あるいはもう従来のやり方と、ある意味全く異なった発想で本を作っていくっていうことも、視野に入れないといけないわけです。

小林:なるほど。

越智:でも、1冊1冊長く出していくっていう戦略の場合はですね、やっぱりそこはある程度意図的に作り上げることができるので、まずはご自身がどちらの道に進みたいかが、一つ大きな分かれ目です。

小林:どうなんですかね。越智さんから見て、今まで何十年も著者っていう人生と向き合ってきたわけじゃないですか。その一発当てていくのか、長くロングセラー著者として活躍していくのか、どちらが幸せだったりとかビジネスがうまくいくとか、その辺りの観点も、ちょっと教えていただきたくて。

越智:ここは、非常に難しい。だから具体事例。いい事例のほうをお話いたします。例えば先ほど来からお話しさせていただいた、こんまりさん。こんまりさんの場合は、例の『片付けの魔法』。ほぼ、あれ1冊だけしか出てないじゃないですか。

実践編とか派生編が1冊か2冊出ているだけで、ほぼあれ1冊に集約されているわけですよね。でも彼女はあれだけ有名になって、かつ今やNetflixでアメリカでも、彼女のコンテンツが支持されている。あれがいいっていう人も、やっぱりいると思うんですよ。とにかくあれで有名になって、彼女は全世界に出て行ったわけですから。

でも、中谷彰宏さんのような場合もありますよね。さほど今、もう彼のビッグヒットっていうのは出てませんけれども、ほぼ毎月のようにコンスタントに本が出ていますよね。それによって、中谷さんの本のファンが増えていっているっていう、現実があるわけですよ。 ですから、それが本当に本人の価値観によるんじゃないかな。

小林:なるほどですね。今からのアドバイスっていうのは、このロングセラーのっていうことですね。

越智:そうですね。

小林:こっちのほうが、なんていうか再現性高そうですよね。

越智:そうですね。

小林:普通の人でも、取り組めそうな感じがあります。

越智:そうですね。

小林:では、お願いします。

越智:三つ、まず申し上げます。

小林:はい。

越智:一つ目は、本のテーマと自分の強みが合っているのかっていうことを、検証することです。

小林:なるほど。

越智:二つ目が、本のテーマとその出している出版社が、マッチングしているのか。うまく、やっぱ合っているのかというところです。で、三つ目が、本当にパンツを脱いでますかっていうことです。

小林:なるほど。ちょっと一つ一つ、もう一つ具体的にお聞きしていきたいですね。

越智:その一つ目の、本のテーマと自分の強みが合ってますかっていうことなんですけど。これ、一言で言うと、自分が「この本書きたい」って言って、それが本になってませんかっていうことなんです。その場合って、ほとんど売れてないはずなんですね。

小林:なるほど。

越智:要は読者が読みたいものになってますかっていうことなんですよ。でも、皆さん不思議に思いますよね。そんなの本になるわけないだろうって思いがちなんですけど、意外とそれが本になっているんですよ。で、売れてないんです。こういうことが、現実問題起こっているんです。本業会計士だったとしますよね、ある人の本業が。

で、一生懸命いろんな人の会計を見てきた。それで、趣味で、例えば料理するのが大変お得意で。もう本当に玄人だとします。ブログとかなんかにもアップして、皆さんから「面白いね、おいしそうだね」って言われた。往々にして、人によってはそれを「レシピ本にしましょう」って、持ってくる人がいるんですよ。

小林:会計士なのに。

越智:そう。それに乗ってしまう編集者もいるわけです、やっぱり。でも、ちょっと待ってください、あなたの本業会計士ですよねっていうふうなことになっていくわけですね。それでじゃあ、売れなかったっていうふうになってしまったら、もったいないじゃないですか。

でも、本当に人って往々にしてそういうケースが多くて、本当にあなたの強みが企画になってますかっていうことを、まず検証していくということ。これが一つ目です。

小林:なるほど。

越智:ごめんなさい。もう一つありました。その一つ目についてもう一つ言いたいことが、その本が本当に。1冊目の本が、言いたいこと・ワンメッセージの本になってますかっていうことなんですね。

小林:ワンメッセージ。

越智:はい。本っていうものはワンメッセージではないと、ほとんど売れていかないです。

小林:なるほど。あれも言いたいこれも言いたいじゃ、駄目っていうことですね。

越智:駄目です。結局いろいろ著者っていうのは、どうしても言いたいですよね。それは、著者じゃなくても言いたいですよね。今の私も三つ言っているわけですから。

でも、その中で最も言いたいのがこの本で何なのかっていうことを、しっかりぶれないで持つこと。それを、やっぱり本の中で貫き通すこと。それが、一つやっぱり自分の強みと併せていくことに、つながっていくと思います。

小林:ありがとうございます。

越智:二つ目の、本のテーマと出版社が合ってますかっていうことですね。例えば、出版社にカラーがあるわけですよ。自己啓発書が強い会社、実務書が強い会社、歴史本が強い会社あるいは健康本が強い会社。

それぞれ皆さんも薄々ご存じだと思うんですけど、カラーがある。でも往々にして、やっぱり、著者さんとしては、本出してくれる。私に投資してくれるっていったら、そこの出版社で出そうって思っちゃうわけじゃないですか。

でも、そこはちょっと待てよっていうふうに考えてみることも、一方で必要なんですね。それなぜかっていうと、長くやっぱり本を出したいわけですから。そこが売れないとやっぱりそれは残念な結果になって、次につながっていかないわけですよ。ですから、何でもいいから本を出したいっていう気持ちを、なるべく捨てることです。で、自分の企画と合っている出版社で本を出すっていうことが、二つ目に大切なことだと、僕思います。

小林:二つ目は、本のテーマと出版社を合わせる。

越智:三つ目、いよいよパンツを脱ぐこと。

小林:これ、なかなか磨かれた言葉ですね。

越智:はい、自分のオリジナルです。

小林:これはどういうことですか。

越智:1冊目で大体売れてないほうの場合はですね、表面上なぞったような本になっちゃっているんです。つまり自分の言いたいこといっぱい入れて、でも肝心な読者が知りたいことを言わない。

言ってないんですね。つまり読者の悩みに対して、答えてない。ダイレクトに答えてない。もっと言えば、どんなふうに。じゃあ私、明日から何すればいいんですかっていうことが、書かれてない本になっちゃっているんです。

小林:なるほど。

越智:概論だけは述べられていて、具体的な方法は述べられていない。じゃあ、何でこんな本ができるのか。それは、著者がパンツを脱いでないんですよ。つまりこんなことまで書いてしまうと、自分の手の内を明かしてしまうんじゃないか。本に書いてしまうと、もったいない。これを、じゃあ誰かにまねされたら困るんじゃないかっていうようなことが、往々にして起こるんです。

著者っていうのは、やっぱりなかなかパンツを脱ぐのが怖い。本当にそれはわれわれでも怖いわけですから、著者さんで自分の名前で自分のコンテンツを出すわけですから、当然批判もやってくるわけですよ。

皆さんご存じのように、Amazonレビュー。今人ごとですけれども、本を出したら容赦なくそのAmazonレビューが付いて、コメントが付いてくるわけですよ。それに、本当にあなたは耐えられますかっていうことは、やっぱり覚悟をもってほしい。そのためにパンツを脱いで、2冊目以降は勝負をぜひかけてほしいっていうふうに私は思います。

最後はやはりコンセプト

小林:これは本当に1冊目・2冊目、もしなかなか思うように売れなかったなっていう方は、この三つのどれかが当てはまっている可能性が、非常に高いということですね。

越智:はい、高いと思います。これを言ってしまったら、元の子もないんですけれども。そもそも本が売れなかった場合っていうのは、企画が悪いんですね。文章のうまい・下手って、実は皆さん文章のうまい・下手が、すごい大切なんじゃないかなと思うんですけど、そんなに文章のうまい・下手で売れる売れない関係ないんですよ。むしろやっぱり、その上流であるそもそもその企画が駄目な場合が、圧倒的に多いわけです。

私も過去振り返ってみると、ほとんどは、なんでこの企画で本出したんだろうなって思うことが多いわけです。で、圧倒的にそっちのほうがやっぱり編集者の場合、多いんです。もともとこの企画のコンセプトが間違っていたなっていうのが。

だから皆さんが本当に2冊目・3冊目出すときに大切なのは、コンセプトをやっぱり編集者の方としっかり話し合って、それをチューニングしておくこと。で、お互いがそれを共有意識もって、そのコンセプトに常に立ち戻るようにしていくこと。ていうことが、すごく大切だというように思います。

『OCHI企画』で越智さんが成し遂げたいこと

小林:ありがとうございました。最後に、越智さんもうちょっと具体的な活動についても、最後お聞きしたいんですが。出版コンダクターっていう形で、自由自在にいろんな出版社さんと編集者さんと著者の、この3者がWin-Winになる形で、今、越智さんはコーディネートされているじゃないですか。

僕も、実は越智さんに3冊目、サポート・プロデュースいただいて、すごく自分の本当にこれだっていうテーマで今、本を進めているんですけれども、越智さん具体的にはどんなことをやられているのか、これから越智さんに本の相談をしたいっていう方も大勢いらっしゃると思うんですけど、最後にちょっとそこを教えていただけますか。

越智:ちょっとPRさせてください。『OCHI企画』というホームページが、『OCHI』で『企画』漢字なんですが、『OCHI企画』というホームページを開いていただいたら出てくると思うのですが、今までお世話になった著者さんの本を編集をさせていただいて、それを形にする、本にするっていう仕事が一つあります。

もう一つは、これから本を出したいっていう方のお手伝いで、コンサルティングをやっています。こちらに関してはお試しのコンサルティングを受けていただいて、お互い相思相愛になった場合において、次の本コンサルティングに進んでいただくんですけれども、原則そこに関しては紹介で受けていますので。

つまり体が一つなので、あまりたくさんのことは受けられないものですから、基本的にはそこは紹介になっています。

ですので、そのファースト・コンサルティングを基本的には受けていただいて、いろいろ私がこれから本を出すためにはどんなふうにしたらいいのかっていう、アドバイスをさせていただく形に今、なっています。

小林:越智さんは、どんな著者さん・作家さんを支援していかれたいっていう、今後の。先ほど、世界に展開するっていうお話しありましたけれども、もうちょっと別の角度から、少し最後教えていただけますか。

越智:はい、ありがとうございます。やっぱりこの本を読んで明日から何かが変わる、もしくは希望が持てる、そういうコンテンツを、世の中にもっともっと広めたいなっていうふうに思います。

つまり、ああ、なんか未来生きたいな。すごく分かりやすい例で言うと、昨日まで自殺しようかなと思っていたんですけど、この本を読んだらひょっとしたら生きるってもっと楽しいことかもしれない、もっと人生を生きていれば、ひょっとしたら何かいいことが起こるかもしれないっていうような人を応援するような本を、私は基本的に考えています。

しかも私は、『人生エンターテイメント』っていうのが私の考え方の一つなので、やっぱり単純に本として成立するっていうんじゃなくて、せっかくならこの本面白かったね。

つまりその面白いには、いろいろな意味が含まれていますけれども、読んで良かった、あるいは楽しかった、感動した、泣きたいほど嬉しいコンテンツだったっていう、そういう面白い本を世の中に出すことによって、それが多くの人に届いて一人でも多くの方が人生変わったっていうふうになると、すごくうれしいなと思っています。

小林:はい、分かりました。ありがとうございました。今回は、累計発行部数1000万部以上の本を手掛けられた、出版のプロ『OCHI企画』代表の越智秀樹さんに、お話を伺っていきました。どうもありがとうございました。

越智:ありがとうございました。

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