オンラインコミュニティとは?作るメリットと成功ポイントを解説

最終更新日:2020年9月3日

オンラインコミュニティとは、web上で形成されるコミュニティのことです。実業家である堀江貴文さんがオーナーの「堀江貴文イノベーション大学校」やお笑い芸人・西野亮廣さんが運営する「西野亮廣エンタメ研究所」などがオンラインコミュニティに該当します。

今はwebで気軽にコミュニケーションできる時代であることから、オンラインコミュニティを立ち上げる人が多いです。そして、自社のファンを集めたり、商材を売ったりするのに良いため、興味を持っている方も多いのではないでしょうか?

でも、オンラインコミュニティを立ち上げることで具体的にどんなメリットを得られるのか、どうやって作れば良いのか、分からないことも多いですよね。

そこで、この記事では、

  • オンラインコミュニティとは何か
  • オンラインコミュニティが注目される理由
  • オンラインコミュニティのメリットとデメリット
  • オンラインコミュニティの成功事例

を解説します。

さらに、オンラインコミュニティを実際に立ち上げるときに役立つ情報として、以下の内容も紹介していきます。

  • 失敗しないオンラインコミュニティの作り方のステップ
  • オンラインコミュニティの事例から見る成功のポイント4つ
  • オンラインコミュニティを作るのにおすすめのプラットフォーム3選

この記事さえ読めば、オンラインコミュニティを立ち上げるの必要な基本情報を取得いただけます。オンラインコミュニティの立ち上げに興味がある方の参考になれば幸いです。

1. オンラインコミュニティとは?

オンラインコミュニティとは?

冒頭でも説明しましたが、オンラインコミュニティとは、web上で形成するコミュニティのこと。次のようなコミュニティが、オンラインコミュニティとして有名です。

【個人】
堀江貴文イノベーション大学校(オーナー:実業家・堀江貴文さん)
西野亮廣エンタメ研究所(オーナー:お笑い芸人・西野亮廣さん)

【企業】
EATPICK(イートピック)(オーナー:パナソニック株式会社)
エンゼルPLUS(オーナー:森永製菓株式会社)

web上で同業者や同じ関心ごとを持つ人、共通の悩みを抱えている人など、ある共通点持つ複数の人を集めて、交流を図っていく場がオンラインコミュニティです。

また、自社や自社商材のファンと交流をすることで、商材の売り上げにつなげることを目的としてオンラインコミュニティが活用されることもあります。

オンラインコミュニティと対比するコミュニティとして、「オフ会」や「オフラインコミュニティ」というのがあります。

オフ会やオフラインコミュニティは、コミュニティのメンバー同士が実際に会って交流します。対面でコミュニケーションを取れるため、信頼関係を築きやすいのがメリットですが、集まる場所の手配や日時の調整など準備のコストがかかったり、遠方のメンバーは参加しにくかったりするというデメリットがあります。

一方、オンラインコミュニティは、交流のほとんどがweb上で行われるため、インターネットにつながっている環境さえあれば、住んでいる地域や生活時間帯が異なっていてもコミュニケーションを取れるのが特長です。

2. オンラインコミュニティは4種類に分かれる

オンラインコミュニティは4種類に分かれる

「オンラインコミュニティ」と一言でいっても、色々な種類があります。

オンラインコミュニティを立ち上げる側の場合、次の4つ種類から目的に応じで選んで形成することができます。

種類 目的 オンラインコミュニティの例
①交流 同じ仕事を持つ人、同じ趣味・関心ごとを持つ人を集めて、仲間や友達を作ってもらう エンゼルPLUS(オーナー:森永製菓株式会社)
西野亮廣エンタメ研究所(オーナー:お笑い芸人・西野亮廣さん)
②情報交換 同業者や同じ関心ごとを持つ人を集めて、コミュニティ内で持っている情報を共有・交換をし、仕事や日常生活に役立ててもらう EATPICK(イートピック)(オーナー:パナソニック株式会社)
まごころサポート(オーナー:MIKAWAYA21株式会社)
③勉強会 ある特定の分野に関するノウハウや知識を提供する勉強会を開き、スキルアップを図ってもらう 堀江貴文イノベーション大学校(オーナー:実業家・堀江貴文さん)
「箕輪編集室」(オーナー:箕輪厚介さん)
④ビジネス 自社の商材を利用していたり、ファンだったりする顧客を集めて生の声を聞き、商材の改善や新商材の開発に役立てる じっくりコトコト ファンコミュニティ(オーナー:ポッカサッポロフード&ビバレッジ)
SSK清水食品のファンサイト(オーナー:清水食品)

 個人の場合は①交流・②情報交換・③勉強会、企業の場合は④ビジネスでオンラインコミュニティを立ち上げている例が多く見受けられます。

3. オンラインコミュニティが注目される理由

オンラインコミュニティが注目される理由

オンラインコミュニティは、近年急速に発展し、注目されています。その理由は、次の2つが挙げられます。

1. ITインフラの発展によって個人が気軽に情報発信できる
2. 影響力のある有名人の多くが立ち上げて重要性を訴えている

3-1. ITインフラの発展によって個人が気軽に情報発信できる

コミュニティへの参加状況(日本)

出典:総務省|平成30年版 情報通信白書|オンラインとオフラインのコミュニティへの参加状況

こちらは、総務省が公表しているオンラインコミュニティとオフラインコミュニティの参加状況を、日本の20~70代を対象に2008年度と2017年度の調査結果を比較した表です。

2008年度と比べて2017年度は「オフラインコミュニティのみ参加」が減っており、「オンラインコミュニティのみの参加」と「オンラインコミュニティとオフラインコミュニティ、どちらも参加」という人が増えていることがお分かりいただけるでしょう。

このようにオンラインコミュニティが注目されているのは、web上のサービスやメディアなどITインフラが発展し、情報を集めるだけでなく、自ら情報を気軽に発信できるようになっているからといえます。

3-2. 影響力のある有名人の多くが立ち上げて重要性を訴えている

芸能人や著名人がこぞってオンラインコミュニティを開設し、彼らと直接触れ合える機会を作っていることが増えているのも、オンラインコミュニティが注目されている理由の1つです。

また、会員数6万人以上を誇る巨大オンラインコミュニティ「西野亮廣エンタメ研究所」を立ち上げているお笑い芸人・西野亮廣さんが、オンラインコミュニティの重要性を語っていたことも注目されるきっかけとなっています。

西野さんはオンラインコミュニティの重要性について、次のように語っています。

“ファンクラブってお金の流れが一方通行じゃないですか、お客さんから表現者の人に行く。うちのオンラインサロンは、4万2千人もいれば不動産屋さんもいれば、弁護士の方もデザイナーの方も、要は全部の職業いるんです。そうすると、こっちが仕事を発注するときに外部の人に頼むよりかは、サロンメンバーに頼んだほうが良い。絶対に悪いことしないんで”

“僕たちが店を選ぶ理由って、昔は美味しいからとか安いからとか“機能”で選んでたんですけど、この機能の差が無くなってきたら、機能検索じゃなくて、あいつが働いてるからとか、要は自分のお金をあいつに落としたいって、つまるところ“人検索”になると思うんです。そうすると、コミュニティを作ってるやつの勝利だなと。個の時代はもう終わっていて、集落っぽくなる”

引用元:キングコング西野亮廣が語る“オンラインコミュニティ”の重要性 YouTuberラファエルと初対談 – モデルプレス

クローズドなオンラインコミュニティだからこそ信頼できる人が集まり、雇用を生み出したり、サービスの向上につながったりする、ということなのかもしれませんね。

4. オンラインコミュニティのメリット4つ

オンラインコミュニティのメリット4つ

オンラインコミュニティが注目される理由を解説しましたが、ここでさらにオンラインコミュニティのメリットを深掘りしていきたいと思います。

オンラインコミュニティのメリットとしては、次の4つが挙げられます。

1. ユーザーとの接点を気軽に持つことができる
2. ユーザーに自社への関心を深めてもらえる
3. ユーザーの生の声が聞ける
4. ユーザーへのサポートコストを削減できる

1つずつ説明しましょう。

4-1. ユーザーとの接点を気軽に持つことができる

自社で商材を展開している場合、オンラインコミュニティを活用すればその商材を利用しているユーザーとの接点を気軽に持つことができます。

たとえば、ある商材について利用してみた感想を直接ユーザーに聞く機会を設けるとき、直接対面するイベントだと場所の確保やツールの調達などで手間とコストがかかってしまいますよね。

オンラインコミュニティであれば、基本的にweb上でコミュニケーションを取っていくため、インターネットにつながる場所さえ確保できればそれほど負担はありません。

また、直接対面するイベントだと遠方に住むユーザーが参加しにくく、人も集めにくい場合がありますが、オンラインコミュニティであれば住んでいる場所関係なくユーザーを集めることが可能になります。

多くのユーザーと気軽に交流できるのが、オンラインコミュニティのメリットです。

4-2. ユーザーに自社への関心を深めてもらえる

ユーザーに自社への関心を深めてもらえるのもメリットといえます。オンラインコミュニティでは時間を気にせず自社や商材に関する情報を発信できるので、ユーザーにとって有益な情報をたくさん届けやすいからです。

また、オンラインコミュニティでは、web上で開催するイベント「オンラインイベント」も気軽に企画できます。ユーザーが喜びそうなイベントを定期的に開催すれば、自社に対する関心も深まり、継続してファンになってもらえる可能性が高まります。

4-3. ユーザーの生の声が聞ける

ユーザーの生の声を聞けるのも、オンラインコミュニティのメリットです。

「オフ会やオフラインコミュニティでも、ユーザーの生の声が聞けるのでは?」と思われるかもしれませんが、対面だと本音を言いづらいユーザーもいるため、正直な声を聞くことが難しい場合があります。

オンラインコミュニティでは、ユーザーが自由に書き込める場所を設けられます。直接対面で話すより、web上で文章で書いたほうがユーザーも率直な意見や感想などを言いやすいのです。

もし、自社が今展開している商材について、利用者の意見を聞いて改善したかったり、新しい商材の開発のために利用者の意見を反映したかったりする場合、オンラインコミュニティを活用すれば利用者目線の商材を提供することも可能になります。

4-4. ユーザーへのサポートコストを削減できる

ユーザーへのサポートコストの削減にもつながります。ユーザーの中で何か問題が起きたり、相談したいことが出てきたりしたとき、オンラインコミュニティのメンバー同士で解決してくれることがあるからです。

ユーザーの「この商材は、他の人はどうやって使っているのだろう?」などちょっとした疑問・質問に答えるのは、自社としてもコストがかかるため、できれば抑えたいところですよね。そんなちょっとした疑問・質問をユーザーが気軽に投げかけられ、すぐ解決に導けるのがオンラインコミュニティです。

また、過去に出た同じ疑問や質問にも、オンラインコミュニティを見れば答えが分かるようにしておけば、複数の問い合わせへの対応も軽減されます。

ユーザーにとっても企業に問い合わせるハードルが低くなるので、「使いやすい!」と感じてもらいやすくなり、オンラインコミュニティを通してより一層自社のファンになってくれるかもしれません。

5. オンラインコミュニティのデメリット3つ

オンラインコミュニティのデメリット3つ

オンラインコミュニティにメリットがある一方で、デメリットも3つあります。

1. 思うように集客できないこともある
2. ユーザーの間でトラブルが発生する恐れがある
3. 開設方法によってはコストや事務作業の負担がかかる

1つずつ説明しましょう。

5-1. 思うように集客できないこともある

オンラインコミュニティは誰でも気軽に作れる分、同じようなオンラインコミュニティがあって競合も多くなるケースがあります。競合が多い場合は、思うように集客できないこともあるでしょう。

ある程度自社や商材のファンが多くなってきたときにオンラインコミュニティを立ち上げたり、ホームページやブログ、SNSを通して積極的に情報発信したりして、集客することが必要となります。

5-2. ユーザーの間でトラブルが発生する恐れがある

オンラインコミュニティの規模が大きくなってくると、色々なタイプの人が参加してくるようになります。そうなると、ユーザー間でトラブルが発生するリスクがあることは、頭に入れておきたいところです。

トラブルが発生しないためにも、オンラインコミュニティの規則を設けて参加メンバーに読んでもらい、同意のうえで参加してもらうといった工夫が必要です。事前にルールを示しておけば、いざ問題が起きたときも的確に対応することができます。

5-3. 開設方法によってはコストや事務作業の負担がかかる

オンラインコミュニティの開設方法によっては、コストや事務作業の負担がかかる場合があります。

たとえば、

  • オンラインコミュニティの入会案内と招待の作業
  • オンラインコミュニティの使い方や規則の説明
  • 入金の対応(有料にする場合)
  • 問い合わせの対応
  • 退会の手続き

といった具合です。

オンラインコミュニティ専用のプラットフォームを使えば、サポートを受けながら立ち上げて運営できるので負担は軽減されますが、自力で立ち上げる場合は負担が大きいです。

実際にオンラインコミュニティを立ち上げる場合は、自社に合っていて負荷のかからない開設方法を選ぶことが大切になってきます。

6. オンラインコミュニティの成功事例

オンラインコミュニティの成功事例

オンラインコミュニティのメリット・デメリットは分かったけど、実際のところオンラインコミュニティって成功しているの?」と疑問に感じる方もいるかもしれませんね。

「3. オンラインコミュニティが注目される理由」で取り上げた西野さんを始め、個人や企業でもオンラインコミュニティを立ち上げて成功した事例は多くあります。

そこでここでは、①個人のケース、②企業のケース、の2パターンに分けてオンラインコミュニティを立ち上げて成功した事例を紹介していきましょう。

6-1. 個人のケース

6-1-1. 西野亮廣さん「西野亮廣エンタメ研究所」

個人が立ち上げてオンラインコミュニティに成功している事例として顕著なのは、やはりお笑い芸人・の西野亮廣さんの「西野亮廣エンタメ研究所」です。

公開されていない西野さんの考えを知ることができること、プロジェクトによっては自身の意見が反映される可能性があることなど、影響力のある人と深く関われるところが成功の理由といえます。

提供していること ①日頃の気づきやプロジェクトの企画案など、自身が考えていることを日記としてほぼ毎日公開
②自身が取り組んでいる活動やプロジェクトを公開し、議論の場を設ける(メンバーから良いアイデアが生まれれば、採用されることも)
③メンバー自らがイベントを主催。イベントによって自身も参加して交流を深める
主なユーザー 一般人
参加料金(月額) 1,000円(税込)
オンラインコミュニティのツール facebookグループ(非公開)

 6-1-2. 箕輪厚介さん「箕輪編集室」

大手出版社・幻冬舎の名編集者である箕輪厚介さんがオーナーのオンラインコミュニティ「箕輪編集室」も、成功している事例の1つです。

もともとは箕輪さんが編集アシスタントを集めるために立ち上げたそうですが、色々なクリエイティブ活動に携わる人が集まったため、今はクリエイティブ集団として機能しています。

提供していること クリエイティブ活動の場を提供
・動画や音声コンテンツの製作
・記事の執筆
・イベントの企画やプロデュース
・デザイン製作
など
主なユーザー クリエイター
参加料金(月額) 5,940円(税込)
オンラインコミュニティのツール facebookグループ(非公開)

 6-1-3. やまもとりゅうけんさん「人生逃げ切りサロン」

フリーランスのエンジニアである、やまもとりゅうけんさんの「人生逃げ切りサロン」というオンラインコミュニティの事例もあります。

月額2,200円という安さに関わらず、ビジネス関連の講座やイベントなどが充実しているところが人気の理由です。

提供していること ①ビジネススキルを習得できる講座
・マーケティング
・広告運用
・デザイン
・ライティング
・動画編集
など
②フリーランスエンジニア向けの案件の紹介
③自身がnoteで公開している有料記事の配信
④イベントの開催
など
主なユーザー 副業に興味がある人やフリーランスエンジニアなど
参加料金(月額) 2,200円(税込)
オンラインコミュニティのツール ・facebookグループ
・slack

6-2. 企業のケース

企業の場合は、商材のファンやユーザーに参加してもらい、商品改善や新商品の企画などにつなげる目的でオンラインコミュニティを立ち上げて成功しているところが多いです。

6-2-1. ポッカサッポロフード&ビバレッジ「じっくりコトコト ファンコミュニティ」

大手飲料・食品メーカー、ポッカサッポロフード&ビバレッジが展開するスープ食品「じっくりコトコト」のファン専用のオンラインコミュニティです。

「じっくりコトコト」のファンであれば誰でも無料で参加でき、オリジナルの食べ方や写真などの投稿を通してファン同士で交流を図っています。

投稿したり、他の投稿に対して反応をしたりするとポイントがもらえ、一定のポイントに達するとAmazonギフト券などの景品が抽選で当たるキャンペーンも用意されています。

提供していること ・商品の食べ方を投稿や写真などで自由に投稿できる場
・商品のアレンジレシピの提供
・投稿や他の投稿に対して反応(拍手)をしたらコミュニティポイントを与える
主なユーザー 「じっくりコトコト」商品のファン
参加料金(月額)  無料
オンラインコミュニティのツール 独自のホームページ

6-2-2. 株式会社凪スピリッツのオンラインコミュニティ

『すごい煮干ラーメン凪』などの人気煮干しラーメンを提供する株式会社凪スピリッツのオンラインコミュニティでは、凪スピリッツラーメンのファンが集まり、商品対する感想を投稿したりオフ会を開いたりと、ファンとの交流が活発です。

提供していること ・新メニューや新店舗の情報
・製作中のグッズ情報
・お客様が自由に意見や感想を投稿できる場
・オフ会
主なユーザー 凪スピリッツラーメンのファン
参加料金(月額) 不明
オンラインコミュニティのツール 専用プラットフォーム「commmune」

6-2-3. MIKAWAYA21株式会社のオンラインコミュニティ「まごころサポート」

地域密着型ビジネスを展開する企業・MIKAWAYA21株式会社のオンラインコミュニティ「まごころサポート」では、地域密着型企業がシニアの方をサポートするのに役立つノウハウなどを提供しています。

提供していること 「シニアが安心して暮らせる社会を地域密着型企業の皆さまと創造する」というコンセプトのもと、次のことを提供
・シニアの方をサポートする上で役立つスキルの共有
・シニアの方が求めている商品のアイデアの共有
・動画やチラシの編集方法、facebook広告の運用方法などノウハウの共有
など
主なユーザー 新聞販売店など地域密着型企業
参加料金(月額) 不明
オンラインコミュニティのツール 専用プラットフォーム「commmune」

6-2-4. ベースフード株式会社のオンラインコミュニティ

1食で1日に必要な栄養素の1/3が摂れる主食食品「BASE FOOD」を展開している、ベースフード株式会社のオンラインコミュニティでは、ユーザーの投稿にスタッフが反応したり、メンバー限定の試食会を案内したりしています。ファンとスタッフの距離が近いのが、成功の理由といえます。

提供していること ・ユーザーが自由に発言できる場
・レシピやニュース発信
・試食会などのイベント
主なユーザー BASE FOODユーザー
参加料金(月額) 不明
オンラインコミュニティのツール 専用プラットフォーム「commmune」

7. オンラインコミュニティはこんな人におすすめ!

オンラインコミュニティはこんな人におすすめ!

オンラインコミュニティは、こんな人におすすめです。

1. 自社のファンを増やしたい
2. 商材開発や改善の参考にしたい
3. 人脈を作りたい

1つずつ説明していきましょう。

7-1. 自社のファンを増やしたい

オンラインコミュニティは、個人であれば自分自身、企業であれば自社のファンを増やし、売り上げにつなげたいと考えている人におすすめです。

オンラインコミュニティの誕生前は、企業とユーザーが直接触れ合える機会が少なく、TMCMを見たり、実際に商材を買ったりして「良い!」と思ってもらえないと自社のファンになってもらえませんでした。

しかし、オンラインコミュニティが生まれてからは、個人・企業とユーザーが気軽に交流を持てるので距離も近くなり、個人・企業に対して親近感を与えられるようになりました。

オンラインコミュニティがユーザーを満足させるように機能していれば、口コミで広まって別のファン層を獲得できる可能性もあります。

自社のファンが増えれば信頼性も増して効果的な集客ができ、売り上げもアップするでしょう。

7-2. 商材開発や改善の参考にしたい

ユーザーの声を聞いて新しく商材を開発したり、既存の商材の改善をしたいときにもおすすめです。

オンラインコミュニティはユーザーにとってオンラインコミュニティは正直な意見や感想を言いやすい場のため、商材に対して率直な声を聞けます。

次回の商材をどうすべきか、今ある商材のどこを直した方がいいか、利用者の声を聞いて反映させることで、利用者の満足を得られる商材を提供できるようになるでしょう。

7-3. 人脈を作りたい

特に個人でオンラインコミュニティを立ち上げる場合にいえることですが、人脈を作りたい方にとってもオンラインコミュニティは最適です。

オンラインコミュニティには、ある共通点を持った人が集まります。クローズドな場ですし、活性化していけば参加者同士が活発に交流していくようになり、人の人とのつながりができていくようになります。

「6. オンラインコミュニティの成功事例」で紹介した、西野さんと箕輪さんのオンラインコミュニティが、オンラインコミュニティで人脈を作れていることの良い例です。

西野さんは「何か頼みたい仕事があったら、オンラインコミュニティのメンバーに声をかける」、箕輪さんのオンラインコミュニティでも、メンバー同士でクリエイティブ活動をしています。オンラインコミュニティ内で人脈ができたからこそ、生まれていることといえます。

困っているときに助け合える存在を作れたり、意見やアドバイスをくれたりする人脈を作れるのは、オンラインコミュニティならではです。

8. 失敗しないオンラインコミュニティの作り方のステップ

オンラインコミュニティの良いところを活かすには、オンラインコミュニティの立ち上げ時が肝心です。何となくオンラインコミュニティを始めてしまっては、オンラインコミュニティが活性化せず、失敗に終わってしまいます。

ここでは、実際にオンラインコミュニティを立ち上げる前の知識として、失敗しないオンラインコミュニティの作り方のステップを解説します。

1. オンラインコミュニティのコンセプトを決める
2. オンラインコミュニティへの参加費用を決める
3. オンラインコミュニティを何で立ち上げるかを決める

1つずつ説明しましょう。

8-1. オンラインコミュニティのコンセプトを決める

まず、オンラインコミュニティのコンセプトを決めましょう。

コンセプトが漠然としている状態で立ち上げてしまっては参加者も集まりにくいですし、オンラインコミュニティ内も活性化しにくく、オンラインコミュニティの質も上がりません。

オンラインコミュニティを立ち上げる目的を考え、「2. オンラインコミュニティは4種類に分かれる」で説明したオンラインコミュニティの種類を決めて、コンセプトを考えてみましょう。

オンラインコミュニティを
立ち上げる目的の例
オンラインコミュニティの
種類の例
オンラインコミュニティの
コンセプトの例
仕事にしているwebデザインの知識を広めて、新たな収入源を作りたい 勉強会 初心者向けに分かりやすくwebデザインの基礎知識を教える
自社で展開している食品について、利用者の声を聞いて商品開発に役立てたい ビジネス 商品の楽しみ方を語ったり、新しい味わい方を見つけてもらったりする

ここでポイントとなるのが、コンセプトは1つに絞ることです。アレもコレもとコンセプトに入れてしまうと集まるユーザー層もバラバラになり、コミュニティ内が煩雑になってしまいます。

コンセプトは1つに絞れば、オンラインコミュニティも活性化しやすく、運営の負担もかからなくなります。

8-2. オンラインコミュニティへの参加費用を決める

オンラインコミュニティの参加費用を決めましょう。無料にするのも良いですが、誰でも参加できるようになってしまうため、オンラインコミュニティのコンセプトに合わない人が参加してくる恐れがあるからです。

「でも、どうやって参加費用を決めればいいの?」と思う方は、オンラインコミュニティの参加費用の相場を参考にすると良いです。オンラインコミュニティの参加費用は月額制で、だいたい月1,000~10,000円くらいに設定しているオンラインコミュニティが多いようです。

オンラインコミュニティで提供することや自身の負荷などを考慮して、金額を設定することをおすすめします。

参加費用を決めるときにポイントとなるのが、高額になりすぎたり、反対に安すぎたりする金額にしないことです。

儲けを考えて高額な参加費用にすると、質の高い参加者が集まりやすいというメリットはありますが、集客が難しくなるでしょう。

反対に安すぎると、集客しやすくなりますが、コンセプトに合わない参加者が多数集まってくる恐れがあるので注意が必要です。

8-3. オンラインコミュニティを何で立ち上げるかを決める

オンラインコミュニティのコンセプトと参加費用を決めたら、オンラインコミュニティを立ち上げるツールを決めましょう。

オンラインコミュニティの立ち上げ方には、①専用のプラットフォームを使う、②自分で立ち上げる、の2つの方法があります。ここでこの2つの立ち上げ方と、それぞれのメリットとデメリットを説明するので、参考にしてみてください

8-3-1. サポート付きで立ち上げたいならプラットフォームを使う

1つ目は、専用のプラットフォームを使っての立ち上げる方法です。

専用のプラットフォームで、用意されている手順に沿ってオンラインコミュニティを立ち上げていきます。参加者から集めた参加費用の決済や入会手続きなどを代行してくれるプラットフォームもあります。

立ち上げるときも、立ち上げた後もサポートが付いているので、こんな方におすすめです。

  • オンラインコミュニティを初めて立ち上げる
  • オンラインコミュニティをすぐに立ち上げたい
  • オンラインコミュニティの運営時の事務作業などの負担をかけたくない
  • 多くの人を集客したい

ただ、このようなデメリットもあるので注意が必要です。

  • 立ち上げるための審査にパスしなければならない
  • 規約通りに運営しなければならない
  • 運用の代行費用(手数料)が発生するため収益が少なくなる

オンラインコミュニティを立ち上げるためのプラットフォームとしては、「DMMオンラインサロン」や「CAMPFIRE」などが有名です。「10. オンラインコミュニティを作るのにおすすめのプラットフォーム3選」でおすすめのプラットフォームをご紹介するので参考にしてみてください。

8-3-2. コスト面を考えるなら自分で立ち上げる

プラットフォームを使わず、自分個人でオンラインコミュニティを立ち上げる方法もあります。

自分でオンラインコミュニティを作るために使うツールとしては、次の方法が挙げられます。

  • オンラインコミュニティ専用のwebサイト(wordpressなど)を使う
  • facebookグループを使う
  • Slackやチャットワーク、Discordなどの無料プラットフォームを使う

決済に関しては、Paypalを使うケースが多いです。

自分でオンラインコミュニティを立ち上げるのは、こんな人におすすめです。

  • ツールを自由に選んですぐに立ち上げたい
  • オンラインコミュニティの立ち上げや運営に発生する費用をかけたくない
  • 規則に縛られず自由に運営したい
  • オンラインコミュニティで得た収益を全て得たい

デメリットは、次の通りです。

  • オンラインコミュニティの立ち上げ時に時間と手間がかかる
  • 参加費用の決済や入会手続きなどの事務作業は自分で行う
  • 集客に手間がかかる

9. オンラインコミュニティの事例から見る成功のポイント4つ

オンラインコミュニティの事例から見る成功のポイント4つ

オンラインコミュニティを成功させるには、実際にオンラインコミュニティを成功させた事例からポイントを学んで活かすのがおすすめです。

ここで、オンラインコミュニティの事例から見る成功のポイント4つを紹介しましょう。

1. キャンペーンを用意する
2. ユーザー参加型のイベントを充実させる
3. オーナーが積極的に発信する
4. ユーザーの声を自社ビジネスに反映する

9-1. キャンペーンを用意する

オンラインコミュニティの参加者に対してキャンペーンを用意すると、参加者の活動意欲が増し、オンラインコミュニティの活性化につながります。オンラインコミュニティの参加に感謝の意を表したキャンペーンも効果的です。

キャンペーンを用意してオンラインコミュニティの活性化に成功させたのは、「6. オンラインコミュニティの成功事例」でも取り上げた、ポッカサッポロフード&ビバレッジ「じっくりコトコト ファンコミュニティ」です。

オンラインコミュニティ立ち上げ時に、「じっくりコトコト」の箱入りスープが1年分(360箱)当たるキャンペーンを実施したところ、会員登録者数の目標「1年で1万人」を、立ち上げ初期の段階で約8,000人達成することができたそうです。

ユーザーが喜びそうなキャンペーンを実施するのが、成功のカギといえそうですね。

参考:「じっくりコトコト」の商品ファンが集うコミュニティサイトが創出する“気づき”とは? | 広告企画 | ダイヤモンド・オンライン

9-2. ユーザー参加型のイベントを充実させる

オンラインコミュニティのユーザー参加型のイベントを充実させるのも有効です。

個人や企業と直接つながれる機会があれば親近感が生まれ、「もっとオンラインコミュニティに貢献したい!」という思いが参加者に生まれやすくなります。

ユーザー参加型のイベントを充実させて成功したオンラインコミュニティは、先ほど紹介したポッカサッポロフード&ビバレッジ「じっくりコトコト ファンコミュニティ」です。

このオンラインコミュニティでは、2016年のクリスマスに、オンラインコミュニティのユーザーが他の人に商品をプレゼントする「アンバサダー企画」を実施。企画で募集した人数は50名だったそうですが、1,000名を超える応募があったそうです。

コミュニティ内の投稿数も、立ち上げから1年3カ月目には約7万7,000件に達したそうです。

参考:「じっくりコトコト」の商品ファンが集うコミュニティサイトが創出する“気づき”とは? | 広告企画 | ダイヤモンド・オンライン

9-3. オーナーが積極的に発信する

オンラインコミュニティのオーナーが積極的に発信すること大切です。

オンラインコミュニティは「ユーザーが参加して発展させていくものもの」と思いがちになりますが、オーナー自身が積極的に発信することで、参加者の活動意欲を掻き立てられます

オーナーが積極的に発言して成功したオンラインコミュニティ事例が、「6. オンラインコミュニティの成功事例」でも取り上げた株式会社凪スピリッツのコミュニティです。

オンラインコミュニティでは商品の良さや会社が力を入れていること・工夫していること、新しいメニューや新店舗情報、製作中のグッズなどを積極的に発信しているそうです。

オンラインコミュニティ立ち上げ当初から積極的に発信しているそうで、立ち上げ直後から実際に来店したユーザーが「巡礼報告」として投稿したり、それに対して他のユーザーがコメントしたりと活性化が進んだそうです

他店舗にも来店するユーザーも現れ、送客効果も出てきているそうです。

参考:株式会社凪スピリッツ「送客効果や効果的な商品開発を実現させたユーザーコミュニティ」 | commmune(コミューン)|コミュニティマーケティングツール

9-4. ユーザーの声を自社ビジネスに反映する

オンラインコミュニティで挙がったユーザーの声を自社ビジネスに反映することも大切です。ユーザーが実際に自分の声が商材に反映されていると聞くと貢献感を覚え、結果としてオンラインコミュニティでの発言が増し、活性化につながります。

「6. オンラインコミュニティの成功事例」で取り上げたベースフード株式会社のコミュニティは、ユーザーの声を自社ビジネスに反映してオンラインコミュニティを成功させています。

ベースフードのオンラインコミュニティでは、ユーザーが投稿したレシピやアイデアに担当スタッフが反応したり、レシピやニュース、アンケートを配信したり、限定試食会を案内したりしているそうです。

そして、オンラインコミュニティで得たユーザーの声を、スピーディーに商品開発に実現したところ、オンラインコミュニティ内でレシピの活用やアイデアの共有が活発化し、商材の継続率と購入戸数の増加にもつながったそうです。

参考:ベースフード株式会社「ユーザーコミュニティで継続率の向上とお客様からの紹介数増加を実現」 | commmune(コミューン)|コミュニティマーケティングツール

10. オンラインコミュニティを作るのにおすすめのプラットフォーム3選

最後に、オンラインコミュニティを作るのにおすすめのプラットフォームを3つご紹介します。

1. オンラインコミュニティ運営に必要な機能が豊富な「OSIRO(オシロ)」
2. 誰でも無料で開設&資金調達もできる「CAMPFIREコミュニティ」
3. 実名登録で安全な運営がしやすい「facebookグループ」

特長やおすすめの人も解説するので、実際にオンラインコミュニティを立ち上げるときの参考にしてください。

10-1. オンラインコミュニティ運営に必要な機能が豊富な「OSIRO(オシロ)」

「OSIRO(オシロ)」

出典:OSIRO – 独自の世界観でサブスク型コミュニティを構築する

OSIRO(オシロ)は、オンラインコミュニティの運営に必要な機能が揃っている、サブスクリプション型のプラットフォームです。

facebookやLINEといったSNSを使わず、独自のドメインとデザインでオンラインコミュニティを作れます。オーナーに対する運営サポートも充実しており、安心してオンラインコミュニティを始められるのが特長です。

主な機能 プラン
・課金管理
・ブログ
・グループ
・チャット
・イベント管理
①インキュベート
②ベーシック
③エンタープライズ

上記の3つがあるが、オンラインコミュニティを運営したい個人・企業は②のベーシックが向いている。

企業側で費用負担があるコミュニティを運営する場合は③のエンタープライズがおすすめ。

※初期費用や月額料金は要問合せ

OSIROは、こんな人におすすめです。

  • オンラインコミュニティを初めて立ち上げる
  • 1つのプラットフォームでオンラインコミュニティに関する作業を全て行いたい
  • オンラインコミュニティ運営に関わる事務作業の負担を軽減したい

OSIROの公式ページはこちら。

10-2. 誰でも無料で開設&資金調達もできる「CAMPFIREコミュニティ」

「CAMPFIREコミュニティ」

出典:誰でもかんたんに無料で開設! CAMPFIREコミュニティ – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

CAMPFIREコミュニティは、誰でも無料で開設できて、資金調達もできるプラットフォームです。

CAMPFIREコミュニティでオンラインコミュニティを開設すると、主に次のようなことができるようになります。

  • オンラインコミュニティ限定のグッズやコンテンツを作成し、ファンに先行配信
  • 会員を限定したイベントの開催
  • NPO団体などに定額での支援募集

「6. オンラインコミュニティの成功事例」でも紹介した箕輪さんのオンラインコミュニティは、このCAMPFIREコミュニティが使われています。

CAMPFIREコミュニティは、個人でオンラインコミュニティを立ち上げるのにおすすめです。

箕輪さんのように個人で抱えている仕事のアシスタントを募りたいときや、アーティスト活動などをしていてファンを集めて活動資金を確保したいときなどに向いているといえます。

CAMPFIREコミュニティの公式ページはこちら。

10-3. 実名登録で安全な運営がしやすい「facebookグループ」

「facebookグループ」

「専用プラットフォームを使うと、何かと手間がかかって自由に運営できなさそう。でも、安全な運営をしたい!」という方におすすめなのが、facebookグループです。

facebookであれば無料でアカウントを作成できますし、グループも「非公開」設定にできて簡単にオンラインコミュニティを立ち上げられます。投稿機能やイベント機能、アルバムなどオンラインコミュニティの運営に必要な機能もほとんど揃っています。

facebookは基本、実名での登録が推奨されているため、身元を特定できる人を集めやすく、安全な運営も実現しやすいです。

まずは小規模で、気軽にオンラインコミュニティを立ち上げてみたい方は、facebookグループの利用を検討すると良いでしょう。

facebookグループについて詳しくはこちら。

まとめ

オンラインコミュニティとは、ある共通点を持った人たちがweb上で交流する場のことで、立ち上げる側の視点では「交流」と「情報交換」、「勉強会」、「ビジネス」の4種類があります。

オンラインコミュニティには、次のようなメリット・デメリットがあります。

メリット デメリット
①ユーザーとの接点を気軽に持つことができる
②ユーザーに自社への関心を深めてもらえる
③ユーザーの生の声が聞ける
④ユーザーへのサポートコストを削減できる
①思うように集客できないこともある
②ユーザーの間でトラブルが発生する恐れがある
③開設方法によってはコストや事務作業の負担がかかる

失敗なくオンラインコミュニティを運営するには、次のステップを踏んで立ち上げることが大切です。

1. オンラインコミュニティのコンセプトを決める
2. オンラインコミュニティへの参加費用を決める
3. オンラインコミュニティを何で立ち上げるかを決める

実際にオンラインコミュニティ立ち上げたとき、成功させるには次の4点を踏まえて運営するのがポイントです。

1. キャンペーンを用意する
2. ユーザー参加型のイベントを充実させる
3. オーナーが積極的に発信する
4. ユーザーの声を自社ビジネスに反映する

オンラインコミュニティをうまく使ってファンを増やし、ビジネスを活性化させていきましょう!

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