パーソナルブランディングとは?実践すべき理由と5つのメリットを解説

最終更新日:2020年9月7日

パーソナルブランディングとは、個人が自分自身をブランド化することです。

企業が、自社の製品やサービスの価値を消費者に訴求するためにブランドを形成するように、個人が自分自身の価値をブランド化しアピールすること。これを、パーソナルブランディングと呼びます。

ありとあらゆるメディアからの情報があふれる時代、商品やサービス、そして人を選んでもらうための情報提供(ブランディング)は、これからの時代にビジネスを行うすべての人にとって、欠かせないスキルのひとつといえるでしょう。

ぜひ、○○さんに頼みたい!

パーソナルブランディングは、特別な能力を持つ人や経営者、著名人のためだけのものではありません。 

企業や組織に所属し、さまざまな業種で働く人、個人事業主やフリーランスなど、あらゆる人にとって、パーソナルブランディングを行うことは大きなメリットがあります

選ばれるチャンス、収入アップ、信頼性向上、人脈が広がる、転職に有利

近年、さまざまなメリットを得ることのできるパーソナルブランディングを、多くの人がビジネスの現場に取り入れ始めています。

「自分自身の価値のブランド化」ということに少しでも興味を持っているなら、パーソナルブランディングに今すぐ取り組むべきでしょう。

ただし、パーソナルブランディングにはデメリットや実施するうえで十分に気をつけなければならない注意点があります。また、本質を理解しないままスタートしてしまっているケースも多く、パーソナルブランディンがうまくいかないと悩んでいる方も少なくありません。

そこで、本記事では、パーソナルブランディングの基本的な知識をスムーズに理解できるようわかりやすく解説しました。

さらに、おさえておきたい知識として、次のような内容についてもご紹介し、パーソナルブランディングについての理解を深めていただけるように工夫しています。

・パーソナルブランディングをするべき理由
・パーソナルブランディングのメリット、デメリット
・パーソナルブランディングに向いている人
・パーソナルブランディングで注意すべき点 など

パーソナルブランディングについて興味がある方、これからパーソナルブランディングを始めたい方、パーソナルブランディング実践経験のある方にとっても役立てる内容になっています。

この記事を読むことで、パーソナルブランディングの魅力を知り、パーソナルブランディンのさまざまなメリットを享受できるようになるでしょう。さらに、パーソナルブランディングの魅力に触れ、ビジネスやさまざまな場面で、あなたの価値を高めるきっかけになれば幸いです。

ぜひ、最後までじっくりご覧ください。

1.パーソナルブランディングとは?

パーソナルブランディングとは

冒頭で述べたように、パーソナルブランディングとは、個人が自分自身の価値をブランド化することを指します。
具体的には、自分が持っている技術や知識、得意分野を周りの人に知ってもらい、他者との差別化を図ることです。

この章では、パーソナルブランディングとは何かということについて、詳しく解説していきます。また、パーソナルブランディングとセルフブランディングとの違いについてもご説明します。

1-1.パーソナルブランディングとは差別化をはかること

実績、スキル、経験、専門性、強み

個人が自分の価値をブランド化すること、専門知識や技術、得意な分野をアピールし、周囲の人に幅広く伝え認知してもらうことを、パーソナルブランディングといいます。

企業が自社の商品やサービスの価値をアピールするためにブランドを構築することと同じです。

パーソナルブランディングとは、自分自身の価値や強みを周囲に知らせること。他者とは違う自分の価値を伝え、周りの人に知ってもらうことで、他者との差別化をはかることができます。

1-2.パーソナルブランディングを実践すれば選ばれる存在になる

自分の価値をブランド化し、広く知らせることで、多くの人に自分の存在を知ってもらうことができます。

パーソナルブランディングを実践すればたちまち仕事が舞い込んでくる、というわけではもちろんありませんが、あなたが得意とする技術や知識、強みを、たくさんの人が認知している状態になります。
こうすることで、自分が得意とするスキルが必要とされたときに、担当者の頭に「真っ先に思い浮かぶポジションを獲得する」ことができるのです。

あなたにどんなに優れた知識や技術があっても、それが知られていなければ、仕事で選ばれるスタートラインに立つことさえできません。
パーソナルブランディングにより、多くの場面であなたの名前があげられ、選ばれる存在になることができます。

1-3.パーソナルブランディングとセルフブランディングの違い

パーソナルブランディングと似た言葉に、「セルフブランディング」があります。

どちらも、個人が自分自身の価値をブランド化し、他者との差別化をはかることを表しており、ほとんど同じ意味で使うことができます。
本記事でも、パーソナルブランディングとセルフブランディングを同じ意味として扱っています。

ただし最近では、この二つの言葉が区別して使われるケースもあるようなので、簡単にご紹介しておきます。

パーソナルブランディングとセルフブランディングを区別して使う場合、パーソナルブランディングは単に「個人」の価値をブランド化することではなく、企業や組織の中の「個」としてブランド化するという意味になります。その目的は、組織のイメージ向上・業績アップです。
このケースでは、個人が自分のために行うブランディングは、セルフブランディングと呼んで区別されます。セルフブランディングは、パーソナルブランディングよりも自由なかたちで自分自身の価値をアピールできるという特徴があります。

2.パーソナルブランディングをするべき理由

パーソナルブランディングをするべき理由

近年、企業が商品やサービスの価値を消費者にアピールするためにブランドを構築するように、個人が自分自身のためのブランドを構築する「パーソナルブランディング」が、大きな注目を集めています。

なぜ今、パーソナルブランディングが必要とされているのでしょうか?

2-1.ビジネスの場ではパーソナルブランディングが必須

現在はあらゆる場面で、モノ、サービス、情報があふれる時代です。インターネットで世界中がつながり、ビジネスの現場でも多様なスタイルが可能になりました。

そんな世界では、どんなに優れた技術や良いサービスを提供しようとしても、またたく間に情報の洪水の中に埋もれてしまうでしょう。

有利にビジネスをすすめるためには、

「ぜひ、〇〇さんに頼みたい」
「〇〇さんでなければならない」

と、選ばれる存在になる必要があるのです。

ただやみくもに働き、言われるがままの仕事をしているだけでは、あっという間にすり減ってしまうか、埋もれてしまうでしょう。

これからの時代は、ビジネスの場面で選ばれる存在になることが重要です。それを可能にするのがパーソナルブランディングです。

2-2.ブランド化することには価値がある

「個人」が自分自身の価値をブランド化することは、企業が自社の商品やサービスのためのブランドを確立することと同じです。

多くの企業が、自社のブランドを構築するために多額の費用をかけていることを、皆さんよくご存じだと思います。
芸能人や著名人を起用したCMを作成し、新聞に広告を載せ、さまざまなメディアを通して自社のブランドを宣伝するための費用は、規模の大きなものになると億の単位が一般的。国内トップ企業の年間広告宣伝費は、およそ4400億円にものぼります。

<国内企業の広告宣伝費ランキング(2016~2017)>
1位 トヨタ自動車 4487億円
2位 ソニー 3638億円
3位 日産自動車 3134億円

参考:東洋経済ONLINE

ブランドを構築するということは、これほどの費用をかける価値があるということです。

名前も知らないメーカーの電気製品が安く売られていても、手に取る人はほとんどいません。でも、まったく同じ機能を持つ製品が「有名ブランド」の名前で売られていれば、10倍の値段がついていても飛ぶように売れるでしょう。
一度ブランドを構築すれば、そのブランドを目印に、顧客のほうから集まってきてくれるからです。

構築されたブランドは、それ自体が大きな資産であるといえます。

2-3.今こそパーソナルブランディングを始める時代

もちろん、個人のブランド構築の場合にはテレビCMは必要ありませんし、規模はもっとずっと小さくなります。それどころが、ほとんどお金をかけずに情報を伝えることも可能です。

インターネット、SNSの発展で、現在では、誰でも簡単に「自分のメディア」を持つことができるようになりました。スタジオでプロに撮影してもらわなくても、スマホを使って自宅で動画を撮影することができます。
そしてその動画を、直ちに、世界中に配信することができるのです。

今の時代は、自分のブランドを構築するにはうってつけの時代だといえます。少しでもパーソナルブランディングに興味を持っている人にとっては、まさに今が、始めるチャンスかもしれません。

3.パーソナルブランディングで得られる5つのメリット

パーソナルブランディングで得られる5つのメリット

パーソナルブランディングにはたくさんのメリットがあります。

企業で働く会社員や組織に属する人、フリーランス、個人事業主など、その立場によって活かせるメリットは異なりますが、さまざまな場面で、多くのメリットを役立てることができるでしょう。

<パーソナルブランディングの5つのデメリット>
1) 選ばれるチャンスが増える
2) 収入増につながる
3) 信頼性が向上する
4) 人脈が広がる
5) 転職が有利になる

パーソナルブランディングの5つのメリットについて、それぞれ詳しくご紹介していきます。

3-1.選ばれるチャンスが増える

パーソナルブランディングであなたの持っている専門知識や技術、価値を大勢の人に認知してもらうことで、人材を求めている担当者の頭に真っ先に思い浮かぶ存在になることができます。
つまり、選ばれるチャンスが増えるということです。

「この分野ならAさんが得意だ」
「アジア圏でのマーケティングならBさんが詳しい」
「フランスといえば、Cさんがフランス語を勉強中らしいぞ」

こんな風に、さまざまな場面で名前があがるような存在になれれば、仕事のチャンスが広がっていきます。たとえ選ばれなかったとしても、さらに多くの人にあなたの価値を知ってもらうことができるでしょう。

どんなに高い知識や技術を持っていても、そのことを知ってもらわなければ、選ばれるスタートラインに立つこともできないのです。自分自身の価値をブランド化し、多くの人に知ってもらうことができれば、選ばれるチャンスは確実に増えていきます

3-2.収入増につながる

ビジネスの場において選ばれるチャンスが増えるということは、収入アップを意味します

企業などで働く会社員の場合、パーソナルブランディングをすることで、大きなプロジェクトのメンバーに選ばれたり、より責任の大きな仕事を任されるチャンスが生まれます。
そこで成果を上げれば高く評価され、昇進や報酬アップにつながるでしょう。

個人事業主やフリーランスの方であれば、声をかけてもらったり、コンペで選ばれて仕事が増えれば、それだけ収入がアップします。より単価の高い、大きな仕事を手にすることができれば、労働時間を増やすことなく収入アップを実現することができるでしょう。

また、ブランドが確立していれば、選んでもらうために価格を下げたり、割引サービスをする必要がありません。パーソナルブランディングにより、果てしない価格競争から抜け出すことができます。

3-3.信頼性が向上する

あなたの持っている価値が多くの人に認知されるようになると、確立されたブランドがあなたの価値を保証する信頼の証になってくれます。
確立されたブランドは、それ自体が価値を持つからです。

企業の商品やサービスを売るために構築するブランドを考えてみてください。そのブランドがあるというだけで、消費者は安心して、高いお金を払ってその商品を購入します。

個人のブランドの場合も同様です。あなたの実績を知らない人でも、ブランディングされた価値を知ることで、あなたを信頼し、あなたに仕事を依頼したいと考えるでしょう。
依頼された仕事で成果を上げれば、ブランドの信頼度はさらにアップします。

3-4.人脈が広がる

確立されたあなたのブランドを通して、多くの人があなたの価値を知ることができます

依頼された仕事、指示された仕事だけをこなしているうちは、上司や同僚、仕事の依頼者など、仕事で直接関わった人としか知り合う機会がありません。
パーソナルブランディングにより、自分の価値を幅広くアピールすれば、より多くの人に自分の存在を知ってもらうことができます

さらに、ブランドを知ってくれた人が宣伝をしてくれたり、紹介を通して人脈が広げていくこともできるでしょう。

3-5.転職が有利になる

パーソナルブランディングにより、専門知識や技術、あなたの強みをブランドとして確立しておくことで、転職を有利にすすめることができます。

転職してより良い仕事を得るためには、より高く評価される必要があります。
過去の職歴や実績をアピールするだけでなく、ブランド化された自分の価値を示すことで信頼を得ることができ、転職先でもより高く評価を得ることができるでしょう。

転職ではなく、転勤や異動で職場が変わる場合にも、あなたのことを知らない同僚たちに、ブランド化されたイメージを使って、自分の強みや得意分野をアピールすることができます。

4.パーソナルブランディングで注意したいデメリット4つ

パーソナルブランディングで注意したいデメリット4つ

沢山のメリットがあるパーソナルブランディングですが、良い点ばかりあるわけではありません。パーソナルブランディングを確かなものにするためには、デメリットについても知っておく必要があります。

<パーソナルブランディングの4つのデメリット>
1) イメージが固定化してしまう
2) 仕事が集中しすぎてしまう
3) 他の分野の仕事が頼まれにくくなる
4) 信頼を失った場合のダメージが大きい

4つのデメリットについて、それぞれ詳しく説明します。

4-1.イメージが固定化してしまう

パーソナルブランディングにより、得意分野が周囲の人に認知されることは大きなメリットではありますが、あまりにもブランドが定着しすぎてしまうのは問題です。
イメージが固定しすぎてしまうと、それを変えることや、方向転換が難しくなってしまうからです。

かなり専門的な職業であったとしても、ある特定の知識や技術だけがずっと必要とされ続ける保証はありませんし、配置換えや所属する組織の再編が行われ、担当していた業務がまったく別の物になってしまう可能性についても考えておく必要があるでしょう。

パーソナルブランディングを実践する場合は、将来、他の分野にも仕事の幅を広げたくなったときに、特定の分野についてのブランドイメージが確立していることが、デメリットになる可能性があることを覚えておきましょう。

4-2.仕事が集中しすぎてしまう

「この分野だったら〇〇君が適任だ」
「この仕事はぜひ〇〇君にお願いしたい!」

あなたの得意分野でのパーソナルブランドが確立することで、こんなふうに仕事を依頼される機会が増えてくるでしょう。
しかし、あまりにも特定分野の仕事が集中しすぎてしまうと、他の業務に支障をきたしたり、たくさんの依頼に無理に対応しようとしてオーバーワークになってしまうかもしれません。

せっかくの依頼を断わらなければならない事態になれば、顧客に迷惑をかけてしまいます。仕事が増えすぎた場合のコントロール方法についても、考慮しておきましょう。

4-3.他の分野の仕事が頼まれにくくなる

パーソナルブランディングにより、特定の分野、特定の技術や専門知識がアピールされすぎてしまうと、他の分野の仕事を依頼されにくくなるかもしれません。

異なる分野でのチャンスが巡ってきそうになったときに、パーソナルブランディングのせいで、あなた以外の人に仕事が振られてしまうことは、大きなデメリットです。
パーソナルブランディングを実施する際は、あまりに特定の分野に偏りすぎないようにすることが大切です。

4-4.信頼を失った場合のダメージが大きい

ブランドが持つ価値は偉大です。しかしその一方で、顧客からの信頼に応えられなかった場合には、大きなダメージを受けることになります。

もし、あなたが顧客の期待に応えることができなければ、ブランドの持つイメージからあなたに大きな期待を寄せていた顧客は、あなたの失敗にひどく失望するでしょう。もう二度とあなたに仕事を頼みたくないと思うかもしれません。

パーソナルブランディングを実践する場合は、内容を広げすぎて顧客に迷惑をかけてしまうことのないよう十分注意しましょう。

5.パーソナルブランディングに取り組むべきケース・必要のないケース

パーソナルブランディングに取り組むべきケース・必要のないケース

自分自身の価値をブランド化することは、企業や組織に所属し、さまざまな業種で働く人、個人事業主やフリーランスなど、多くの人にとって大きなメリットがあります

パーソナルブランディングは、今や、ビジネスの場では必須ともいえるほど重要なスキルのひとつになっていますが、誰もが今すぐ取り組むべきなのでしょうか?

パーソナルブランディングが向いている人、向いていないケースについて解説します。

5-1.ライバル、競合が多い場合にはブランド化することが有益!

フリーランスや個人事業主の方で、同じ分野にライバルや競合事業者が多い場合、パーソナルブランディングがとても役に立ちます。
自分自身の価値がブランド化されていれば、選ぶ側にとっても好都合だからです。

仕事を誰かに任せたいと考えている人にとって、たくさんの対象者の中から一人を選ぶのはとても大変な作業です。すべての対象者について一人ひとり経歴をチェックしようと思ったら、とんでもない手間になってしまうでしょう。
そこで、自身の強みや価値がブランド化されわかりやすく提示されていれば、安心して選ぶことができます。

フリーランスの場合に限らず、企業や組織に属する場合も、パーソナルブランディングにより他と差別化をはかり、選ばれることで、たくさんのチャンスを得ることができます。

5-2.向いていないと思う人こそパーソナルブランディングをするべき

「自分にはたいした技術もないので、パーソナルブランディングをする価値がない」と、思っていませんか?

自分の得意分野があり、資格や目立った経験があれば、自信を持ってパーソナルブランディングを実践できそうですね。でも、強くアピールできるものがないと考えている人にこそ、パーソナルブランディングをおすすめします。

そもそも、資格やわかりやすい経歴、技術を持っていれば、わざわざそれをアピールしなくても、選ばれるチャンスがあります。そうではなく、同じような専門知識を持っているライバルがたくさんいる、目立ちにくい人こそ、パーソナルブランディングで自分の価値を目立たせる必要があるのです。

自分では価値がないと思っていた、知識や技術。目立たないけれど、長年携わってきた業務、コツコツ続けてきた習慣や日課。業務には直接関係なくても、実は詳しい専門分野の知識。このような価値を、必要としている人がいるかもしれません

パーソナルブランディングにより、あなただけの価値、強みをアピールすることができます。

5-3.パーソナルブランディングが必要ないケースもある

今現在、自分の専門分野でプライオリティを得ている場合や、高度な資格を取得している、注目を集めているような場合は、パーソナルブランディングをする必要はないでしょう。
自分の価値をブランド化して広く知らせることをしなくても、仕事の依頼が集まってきているような場合は、ブランド化することで仕事が集中しすぎてしまい、顧客に迷惑をかけてしまう可能性もあります。

もし、将来的に仕事の幅を広げていきたい、知名度をより高めていきたいと考えているのであれば、少しずつ、パーソナルブランディングのための準備を進めておくことをおすすめします。

6.パーソナルブランディングをする際の注意点

パーソナルブランディングをする際の注意点

パーソナルブランディングには多くのメリットがあり、企業や組織に所属して働くビジネスマンの方も、フリーランスや個人事業主の方にとっても、やる価値があります。

しかし、間違ったやり方をしてしまっては効果が半減、せっかくの効果がマイナスに作用してしてしまう可能性もあります
前の章でご紹介た、パーソナルブランディングの実践方法や、プロがすすめる具体的な方法を参考に、正しいやり方で行うようにしましょう。

パーソナルブランディングを実践するにあたり、特に注意しておきたいポイントをご紹介します。

6-1.架空の価値をブランディングしてはいけない

パーソナルブランディングとは、自分の専門知識、技術、得意分野、強みなどを、多くに人に知ってもらうことです。

自分ができることを誇張して伝えようとしたり、嘘の実績や技術・知識をアピールすることはNGです。自分が持っていない架空の価値をブランド化することは絶対にやめましょう。嘘のブランディングをしてしまうと、顧客の期待を裏切り、結果的に、自分自身の価値を貶めることになってしまいます。

パーソナルブランディングをする場合は、等身大の自分、自分が実際に持っている知識や技術、自信を持っておすすめできる強みをしっかりと伝えるようにしましょう。

6-2.自分をよく見せることが目的ではない

企業のブランディングであれば、イメージ戦略のような一面もありますが、個人でブランディングを行う場合はそうではありません。

パーソナルブランディングは、「イメージアップ」や「自己PR」のためのものではないという点に注意が必要です。

SNSなどを通して自分のブランドを紹介する際、自分をよりよく見せたいという意識が働いてしまうことがあるかもしれません。パーソナルブランディングは、なりたい自分の姿を示すことではなく、自分が今持っているありのままの価値を示すことが大切です。

6-3.固定化しすぎないように注意する

パーソナルブランディングのデメリットの章でもご紹介しましたが、特定の分野、技術などを強くアピールしすぎると、個人のイメージが固定されすぎてしまうので注意が必要です。

イメージが固定しすぎてしまうと方向転換が難しくなります
別の分野にチャレンジしたいと思っても、あまりに強いブランドイメージが邪魔して、将来的に仕事の幅を狭めてしまう可能性があります。

6-4.常にアップデートしていく意識を持つ

自分自身のブランドを構築することができたら、それで終わりではありません。

技術は日々進歩し、変わっていきます。社会情勢やトレンドの変化により、必要とされる技術や知識も移り変わっていくでしょう。
一度構築したブランドをそのまま掲げ続けるのではなく、時々見直して内容をアップデートすることを意識しておくことで、いつの間にか必要とされなくなってしまったというような事態を避けることができます。

また、ブランドの価値をより確かなものにするために、自分自身をアップグレードしていくことも大切です。

7.パーソナルブランディングを実践する4ステップ

パーソナルブランディングを実践する4ステップ

パーソナルブランディングについて理解できたところで、早速はじめてみたい!と思っていらっしゃる方も多いと思います。

パーソナルブランディングにはいろいろな実践方法がありますが、ここでは、一般的なパーソナルブランディングのすすめ方の中から、基本的な4つのステップについてご紹介します。

パーソナルブランディングのすすめ方4ステップ
STEP1:自己分析
STEP2:ターゲット設定
STEP3:メッセージ作成
STEP4:情報公開

<< STEP1:自己分析 >>
パーソナルブランディングで、最初にすべきことは自己分析です。
自分が持っている知識、技術、資格、仕事の経歴や、過去に学んできたことも含めて、棚卸のようにすべてを並べてみましょう。必要かどうかという判断は後回しにして、アピールできそうな点をすべてピックアップしていきましょう。

この段階を簡単に済ませてしまったり、曖昧なまま終わらせてしまうと、ブランディングは上手くいきません。
より確かなブランドを確立するためには、自分だけの判断で行うのではなく、第三者の意見を取り入れることをおすすめします。

<< STEP2:ターゲット設定 >>
自分の価値をブランド化し、アピールするターゲットを決めます
あなたの価値を必要としていない人に向けてブランディングをしても、ビジネスでの成果は得られませんし、対象が広範囲になりすぎてしまうとブランドの目的がぼやけてしまいます。
あなたの技術や知識を活かし、価値を評価してもらえそうなマーケットに向けて、ターゲットを絞り込みましょう。

<< STEP3:メッセージ作成 >>
ターゲットに対し、あなたの価値をどのような言葉で伝えますか?
技術や知識、資格、経験などをやみくもに並べるだけでは、あなたの価値を正しく理解してもらうことはできません。
あなたにどのような価値があり、それをどう役立てることができるかということについて、わかりやすいメッセージをつくってみましょう

<< STEP4:情報公開 >>
ブランドイメージがが固まったら、ターゲットに向けた情報公開を行います
パンフレットや名刺を作成して配る方法もありますし、SNSを使ってより手軽に幅広く広めることもできます。やみくもに広げるのではなく、どのメディアを使い、どのような頻度で発信するかといった計画も、事前に用意しておきましょう。

パーソナルブランディングを構築し多くの人に認知されるまでには、時間がかかります。広く認知されたとしても、すぐに仕事が舞い込むというわけではありません。
パーソナルブランディングの成果が現れるまでには時間がかかるということを理解しておくことが大事です。

迷ったら、専門家やプロのやり方を学ぶ方法がおすすめ

パーソナルブランディングは自分で実践していくこともできますが、より確実に行うためには、プロのやり方を学ぶ方法がおすすめです。

さまざまな分野の専門家が、パーソナルブランディングを実践する方法を紹介しています。パーソナルブランディングを学ぶセミナー、勉強会、実践講座なども開催されており、ネットで受講することもできるので、パーソナルブランディングの実践方法で迷ったら、相談してみてはいかがでしょうか?

プロのサポートを受けることで、無駄なく、効率的に自分のブランドを構築することができます。

8.パーソナルブランディングについて学べるおすすめの書籍3選

パーソナルブランディングのことをもっと詳しく知りたいという方のために、パーソナルブランディングについて書かれたおすすめの書籍3選をご紹介します。

8-1.『最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出すパーソナルブランディング』

最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出すパーソナルブランディング

最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出すパーソナルブランディング
著者:ピーター・モントヤ、ティム・ヴァンディー
訳:本田 直之
出版社:東洋経済新報社

アメリカの「カリスマ・パーソナルブランド・コンサルト」と呼ばれる著者による、パーソナルブランディングのバイブルともいえる一冊。

基本的な知識や疑問、パーソナルブランドを構築するためのコンセプト、方法など、パーソナルブランディングに関する全ての情報が網羅されています。パーソナルブランディングについて学びたい方にまず読んでほしい、おすすめの本です。

8-2.『自分1人、1日でできる パーソナルブランディング』

自分1人、1日でできる パーソナルブランディング

自分1人、1日でできる パーソナルブランディング
著者:草間 淳哉(くさま じゅんや)
出版社:同文舘出版

著者は、日本におけるパーソナルブランディングのパイオニア的存在であり、一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会認定トレーナー、株式会社ウェブエイト代表取締役社長、Webブランディングのスペシャリスト。 

豊富な経験から得たノウハウを、成功事例を交えて紹介する、パーソナルブランディングの入門書。これからパーソナルブランディングをはじめたい方におすすめの一冊です。

8-3.『パーソナル・マーケティング』

パーソナル・マーケティング

パーソナル・マーケティング
著者:本田 直之(ほんだ なおゆき)
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

著者は、レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEO、多数の著書を持つベストセラー作家。

全く無名の状態から個人ブランドを構築し、試行錯誤しながら成果に結びつけてきた自身の経験をまとめた、パーソナル・マーケティングのノウハウを紹介する本。パーソナルブランディングについて理解を深め、実践したい方におすすめの、読みやすく、コンパクトにまとめられた一冊です。

まとめ

パーソナルブランディングとは、個人が自分自身の価値をブランド化することです。

専門知識や技術、得意な分野など、自分自身の価値や強みを周囲の人に幅広く伝え、認知してもらうことで、他者との差別化をはかることができます。

ぜひ、○○さんに頼みたい!

パーソナルブランディングを行うことで信頼度がアップし、選ばれるチャンスが増えます。そうすることで、より条件の良い仕事を手にすることができ、収入アップにつながっていきます。

選ばれるチャンス、収入アップ、信頼性向上、人脈が広がる、転職に有利

特に、ライバルや競合の多い分野で活躍したい方、また、自分にはアピールできることがないと考えている方にも、パーソナルブランディングをおすすめします。
今まで気づかなかった自分の価値を発見できる、きっかけになるかもしれません。

今の時代、ビジネスの現場に必須といわれているパーソナルブランディング、少しでも興味を持っている方は、ぜひ今から始めてみてはいかがでしょうか?

この記事を通してパーソナルブランディングについての理解を深め、あなたのビジネスに役立てられることを祈っています。

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