原価ゼロ、経常利益50%、非常識な決算書を公開!お金の守り方アドバイス編

最終更新日:2021年1月8日

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長谷川:こんにちは。今回は、大きな利益の出ている企業がお金を守る方法について、ひとり社長で原価ゼロ、経常利益5000万円くらい稼いでいる小林正弥さんと、税理士の筧さんとお伝えしていきます。よろしくお願いします。

今回はこのような流れで進めていきます。
・経常利益50%驚異の数字を公開
・着実に数字を上げる秘訣
・お金を守る方法(節税編、運用編)

経常利益50%驚異の数字を公開

長谷川:前回は、小林さんがひとり社長として、奥様と二人で世界旅行をしながら驚異的な数字を上げられている秘訣を、決算書とともに拝見していきました。2020年6月の決算では、売上1億7000万円で、経常利益が5200万円、経常利益率が30.5%という驚異的な数字が出ていました。

この前期決算でも驚いていたのですが、このコロナ禍で今期はさらに収益が向上しているそうです。こちらが7月から10月の月次推移表ですが、これを見ると7月から10月の4ヶ月間で売上が8600万円、経常利益4300万円ということになっています。

このペースだと売上が2億5千万円くらいになりそうで、昨年より向上しているというだけでなく、経常利益率も約50%出ているということで驚異的です。本当にとんでもないケースだと思います。

一部のIT企業やM&A企業以外では、なかなか見れない収益率の決算書だと思います。ロナ禍でこれだけの収益をあげているというのは、素晴らしいです。

小林:ありがとうございます。既存の経営者のクライアントさんに対して、いい数字も悪い数字も全部月次で公開しています。

お客様を株主と見立てて、自分たちがやっている取り組みや数字を全て公開していますが、公開することによって稲盛和夫さんが提唱されている「ガラス張りの経営」、外圧が強制的にかかります。

経営の数字はごまかそうと思えば、ごまかせたりもすることがあると思いますが、倫理的に見せようと言っているのではなく、見せた方が結果的にやらざるを得なくなるので、業績が結果的に伸びるということを実感しています。

着実に数字を上げる秘訣

筧:小林さんのすごいところは、コミット力です。いつも数字を拝見していますが、毎月目標としている売上や利益を確実にクリアしていきます。これほど着実に目標通り経営されている方は珍しいと思います。

利益も大きく出ていますが、とても堅実に経費を抑えられており、毎月どれくらいどういうふうに使うかを、完全にコントロールされています。これが堅実に経営されている秘訣だと思います。

長谷川:本当に素晴らしいですね。特に売上原価がゼロというのが素晴らしいです。

小林:ここには徹底的にこだわっています。いかに自分たちが顧客に付加価値、粗利を生み出せるかというところを徹底して、品質改善しています。

筧:ひとり社長ということで、人件費が役員報酬しかないというのが特徴的です。本来ならば、人を採用して社会保険料などがかかってきますが、小林さんの場合は基本的に業務委託で徹底的にアウトソーシングして、さまざまな数字を管理してチームを運営していくという、今時のやり方で経営されています。

小林:やはりチームの方を見るというよりも、常に売上や利益をもたらしてくれるお客様の方を見る、ということを意識しています。そして、同じような方向を見てくれるプロの人たちと業務委託契約を結ばさせていただいています。

そのことによって、時間も含めたマネジメントコストがゼロなり、より経営に集中できていると思います。

長谷川:これが経常利益率50%の秘訣の一つということで、本当にすごいです。毎月の数字を着実に上げているっということですが、業務委託の方々をマネジメントする秘訣はありますか。

小林:採用で8割決まることだと思っています。結果にコミットできる人に対しては、業務委託費を安く抑えようとは思っていません。これは投資なので、高いお金を払ってもそれ以上の付加価値を生んでくれるプロの方にお願いしています。

採用が8割で、2割は成果の可視化をガラス張りでやる。プロの方はガラス張りされている以上、ちゃんとやってくるので、ある意味マネジメントしないという形になっています。

長谷川:最初からプロの方を採用するところに力を入れていて、あとはコミットして勝手にやってもらうということですね。

小林:例えば、野球選手だと打率など全部が数字で出ていますよね。その人たちはプロで、成果を上げたか上げていないかで年俸制で決まっている。そういうプロ集団を作る、ということを最初から設計していました。

筧:外から見ていても、小林さんの会社で働いている業務委託の方は、満足度が高そうに見受けられます。

小林:働きがいをチームのメンバーに対して提供しようということではなく、カルチャーを作るということをすごく意識していました。

お客様に価値を提供して、カスタマーサクセスできた、結果を出していただけた、それが喜びであり、それが自分の報酬としてリターンになってくるという文化を、常にゼロから作ってきました。

成果を作るということに関しては、時に厳しいやりとりもスタッフの中でありますが、みんなすごくモチベーションが高いし、離れるメンバーというのが基本的にいないです。

見かけのためではなく、中身のために経費を使う

長谷川:しかも普通、これぐらい利益上げていると無駄な経費が増えたりすると思いますが、堅実な経営をされるために気を付けられているとことはありますか。

小林:販管費は、将来利益を作るものに投資するということです。しかし、飲み食いしても良い服を来ても、それが未来の売上にはならないので、接待交際費がなかったり、リモートになったので旅費交通費もかからなくなりました。

筧:小林さんの経費の使い方の特徴としては、飲み食いとかではなく、自分の投資のために経費を使うということに特化されていることです。必ずソフトの財産を得るようなことに特化している経費の使い方になっています。

小林:いろいろ領域が増えてきたので、会社の節税にしても自分で勉強していくよりも、プロにお金払って、プロの頭を使ってより高いパフォーマンスを出す、ということをやっています。

筧:物欲とかあるんですか。

小林:昔はありましたが、人との比較を辞めたっていうことと、自分たちは中身の付加価値で勝負をしていくことが僕らのカルチャーとしてかっこいいよね、と考えるようになりました。

このジャケットももう5年以上前に買ったものですが、見かけのかっこよさ、例えばすごい良い時計をしているからすごい社長なんだ、という価値観ではなくて、中身の粗利を最大化するというのがかっこいいよね、という価値観に切り替わりました。

筧:そして人件費を持つのではなくて、アウトソーシングを徹底して、外注費で運営しているというのも特徴ですね。

小林:今は無借金ですし、現金も相当に積み上がってきていますが、毎日PLは見ています。ただし、PLは売掛金や経費の計上によって、キャッシュと実態が乖離することもあるので、毎日必ず銀行の口座も見ています。

とはいえ、この状況が続くか分かりません。もっと顧客に対して付加価値の高い競合も当然出てくるでしょうし、お客様の要望も変わってくるでしょうから、いつでも厳しい状況は想定しています。

販管費は月間で1000万円弱ぐらいかかっていますが、翌月からこの1/10の100万円に抑えられる状態にはなっています。

お金を守る方法 節税編

筧:これだけ利益が出ていれば、節税も難しくなっていますが、ビジネスを伸ばして内部留保を厚くしていくというのも、一つの目標です。小林さんは、定番の経営セーフティ共済などで簿外に資産を残すという取り組みもされていますね。

小林:筧さんから教えていただいて、その通りにやっています。

筧:他にも、小規模企業共済やふるさと納税もありますね。小規模企業共済っていうのは中小企業の経営者向けの退職金の制度で、月額7万円で年間84万円まで損金にすることができます。

中小機構が公開している表でも、年間所得が1000万円だとすると年84万円積み立てれば、年間36万7000円の節税になります。これを30年続けると、総額で1101万円の節税になります。45%近くの税効果があるということで、小林さんも活用されています。

小林:勝手に引かれるというのが、非常にありがたいなと思います。

長谷川:年収が大きい場合には、特に効果が大きいですよね。そういう意味では、ふるさと納税も年収が高い人ほど寄付できる額が大きくなったりするので、年収2500万円の人だと80万円くらい寄付ができて、そのうち約30%が返礼品として戻ってくるというのがありますね。

小林さんは、iDeCoはやられていますか。

小林:iDeCoはやっていないですが、外貨の長期積立はやっています。

長谷川:iDeCoも社会保険料だいぶ安くなったりします。抑えながら投資していけるという意味では、収入の多い方にとっては43%ぐらい節税になる場合もあるので、すごくお得です。

iDeCoに限らず、小林さんも積立投資をやられているようですが、NISAや個人年金など、特に個人年金はドル建てのものは利回りがあっておすすめです。

筧:他に節税という意味だと、家賃の50%を損金できる社宅制度を活用されているので、出張手当の制度を作ることができます。

出張手当は、役員の方や従業員の方が出張の際に、その人に対して交通費・宿泊費以外にかかる食事代や雑費などの経費を実費精算するのではなく、予め定められた額を支給するものです。

出張手当は、会社としても出張する当人としても、手取りが増えるなどのメリットが大きいので、多くの会社で利用されています。

小林:出張に行くこともあるので、制度設計しておきたいと思います。

筧:他にも、会員制度などシステム投資をされていると思います。生産性向上のために設備やシステム等を購入した場合に、購入代金の全額は一括償却すると良い場合があります。

小林:システム開発なども進めているので、検討してみます。

お金を守る方法 運用編

長谷川:一括償却とは期限があるものですが、例えばコインランドリー投資や太陽光発電投資で一括償却をして、後から収益を上げていくということも可能です。

コインランドリーの仕組みは、将来、減価償却した後に退職金として個人に移転すると、かなり小さな資産として移転できるので、その移転した資産が年金のように稼ぎ出してくれるという魅力があります。

小林:将来の蓄えが出来るというのは、すごく魅力的だと思います。

長谷川:小林さんの場合は、相当利益が出ているので、4年償却の海外不動産などを利用して、それを買ってずっと持ち続けていくことで、長い間3%ぐらいの利回りを得ながら節税をしていくということも検討できると思います。

ただやはり投資だとリスクがあるので、リスクを取りたくない場合には、余っているキャッシュを軍用地などの着実な運用で、1~2%の利回りを得ていくという方法もあります。

筧:これだけ本業がうまくいっていれば、色んなやりようがあると思います。将来、プライベートバンクもあるかもしれませんし、海外に資産を移転するということもあると思います。お金を守っていく様々な方法がこれから考えられます。

小林:引き続きご指導いただければ幸いです。

長谷川:1人ビジネスで小林さんと同じように、高収益のビジネスを作りたいという方は、小林さんにぜひ相談してみていただきたいと思います。ありがとうございました。

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