専門家対談 廣瀬恵子 結果が出る「広瀬式ヘッドヘブンメソッド」の魅力
小林:今回はドライヘッドスパを全国展開している廣瀬恵子さんにお話を伺っていきます。恵子さんが未来に向かって決断をしてきたことが、いろいろな人の勇気になりますし、後押しになると思います。何より、恵子さんがこの1年半でどんどん目標を達成されたのがすばらしいです。
コロナ前に恵子さんが大きな決断をされて、ビジネスモデルを転換されました。そこからの飛躍がすばらしいので、そのあたりのエピソードを、どんなふうに考えてどんな決断をしてサクセスに至ったのか。話をしていただきます。
それでは、「教育ビジネスのリーダー対談」ということで、広瀬式ヘッドマッサージを考案されて全国にFC展開をしている、廣瀬恵子さんにお話を伺います。よろしくお願いします。
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成田で大雨足止めの経験があってオンラインに転換
廣瀬:私は広瀬式ヘッドマッサージの考案・開発をして、今は愛媛の松山で専門サロンを経営しています。同時に、このヘッドマッサージをFC展開することで、全国のサロンや新規展開をしたい事業所に向けて展開しています。
小林:今回は、サロンビジネスをしていない方にとっても、経営者、起業家としての考え方を学べます。
早速、核心の部分を伺いたいと思います。コロナでロックダウンの状態になり大変な中で、半年前にビジネスモデルの転換など大きな決断をされましたが、その辺りのエピソードを教えてください。
廣瀬:私は「正弥さんの後をついていったら生き残れた」というような、選択の中で正弥さんの背中を追いかけていたから生き残れたという感じです。
そうしていなければ、今エステサロンがバタバタと倒れている状態で、私もその例外ではなかったと思います。1年半前には、コロナも全くなく、この世の中はだれも想像出来なかったと思います。
私がTHE ONEに入会して正弥さんの指導を受けるようになったのが2019年7月からです。その後にすぐヘッドスパ専門サロンを開業して、10月の箱根合宿に参加しました。
その時に、正弥さんが「家から一歩も出なくても出来るビジネスをしろ」と強く言われていました。正弥さんはそれを実際になさっていて、世界一周ハネムーンをしながらご自身の事業を止めずにいました。
内心、「そんなのムリだよ」と私は思っていました。正弥さんのようなコンサル的な仕事ならばともかく、私たちのような技術の仕事はムリだと思っていて、ご飯を食べながら「ムリだよね」と合宿参加者の方と話したりもしていました。
その後、合宿が終わって、四国に帰るために成田空港に向かったところ、大雨で足止めをくらってしまいました。成田難民になって四国にも戻れず都心にもいけない状態で、成田のホテルに3日間監禁状態になりました。その時に「これは正弥の呪いだ」と思って。
この監禁状態でも今月の目標をクリアしなければいけないし、事業を止めてはいけないんだと思って、3泊4日の監禁状態の中で2件契約が取れたのです。それで私は、「これだ、正弥さんについていこう」と思いましたね。
コロナの緊急事態宣言が出る半年前の話ですが「あの時の正弥さんには何か見えていたのかもしれない」というほど、コロナとも関係のない先見の明として時代の流れを読まれているのだと思います。
これからの思考、これからのオンラインについて、例えば明日特効薬が出てコロナがぱったりとなくなったとしても、このビジネスの流れやオンライン化は止まらないでしょう。戻ることもないですよね。
しかしあの時、私の感覚では想像が出来ませんでしたし、正直、「ついていけない」と思っていました。
小林:別の参加者の方も、「目の前の生徒さんの成果にこだわるからこそ、私は絶対に対面でなければダメです」と言い張っている方もいましたからね。
廣瀬:それに対しても正弥さんは「ダメだ」と強く言われていました。今思うと、あの指導がなければ今はなかったと思っています。
ヘッドスパの養成講座を完全オンラインで実現
小林:一方で、1年半の時間が経って恵子さんのビジネスは、ご自宅から一歩も出ずに、また移動の自由があれば世界中のどこにいてもビジネスが回る仕組みになっているということですが、現状のビジネスについても教えていただけますか。
廣瀬:FC展開をしており、今は加盟された方へのコンサルの仕事がメインです。コンサルは対面ですることもありますが、オンラインでも行えます。技術指導は、インストラクターが全国に増えていますので、その人たちに任せることが出来ます。
このビジネスに興味を持ってくださった方に対して体験説明会を実施しています。この技術を受けていただいて、このビジネスがどのようなものかを説明していますが、なかには、施術を受けずに商談をzoomで行って決める方もいらっしゃいますし、施術と商談が出来るインストラクターもいます。
誰かに軟禁されても、ホテルでも自宅でも世界中のどこにいても、私のビジネスを回すことが出来るようになったと、正弥さんに伝えたかったのです。
小林:おめでとうございます。
もともとサロンでスタッフを雇用されてましたが、ご自身の技術によってお客様の満足を作り出していたところから、人を育成して、その人の手をたくさん動かしてもらう。恵子さんは動かなくても、全国のお客様を満足させることが出来るセラピストさんが育っているという状況ですね。
ちなみに、ホームページにあるドライヘッドスパがビジネスモデルとしても非常に注目されています。男性経営者も含めて、すごく儲かるビジネス、高収益でリスクが低いビジネスとして新規参入される経営者が増えていますけれども、ビジネスの魅力をポイントで教えていただけますか。
廣瀬:私はサロンを20年経営していて、サロン側の人間が作ったビジネスモデルになります。メーカーやディーラーが作っていないので、サロンが収益を上げて儲かるビジネスを大事にしています。サロンにしっかりと旨味のあるビジネスです。
強みは、設備がまったくいらない、商材を一切使わないので仕入コストが不要。
ドライヘッドスパ自体に今人気があって、疲れた方がインターネットで検索する際のワードで「ヘッドスパ」が20~40代で1位です。ですので、広告費をかけなくても検索で引っかかってくるので集客に困りません。
これからデジタル化、オンライン化は進んでいきますので、ヘッドスパの需要はますます増えていきます。ですが、ヘッドスパ専門店はまだまだ少ないですので、需要に対する供給が満たされていない状態です。
反転学習でオンラインでも技術を習得できる仕組み
小林:ドライへッド技術を習得させるのが難しいのではないか、かつほとんどをオンラインで行うのは不可能なのではないかと思われるのが一般的な考えだと思います。
それを改革したのがヘッドヘブンだと思いますが、短期間でなぜスキルを身につけさせることが出来るのでしょうか。
廣瀬:THE ONEの反転学習です。オンライン講座にして動画にすべてをまとめて、加盟店さんがいつでも見られる状態にしました。
そして、マニュアルには写真と説明をしっかり入れています。加盟店にはテキストマニュアルと動画が届きます。これでいつでも好きな時に繰り返して学ぶことが出来ます。
一般的にエステティックやヘッドマッサージの技術習得は、講習会に行って初めてマニュアルを渡されます。
手順もわからないまま説明をされて、少しパニックになりながら、グループレッスンでみんなに遅れてはいけない、質問が出来ない、という状態で講習が終わり、帰ったら忘れてしまうという感じです。
そうではなく、まず動画とテキストでしっかりと自己学習をしてもらって、zoomで講師の先生が技術を教えます。
ある程度手順が頭に入ったら、マンツーマンでレッスンを対面で行います。ここで細かいところまでしっかりと教えて、サロンに帰っても動画で復習し、わからなければzoomでオンライン指導が出来るようにしています。
小林:従来のように通学をしたり、1週間合宿したりなど時間的にも難しいものに比べて、学習効果が格段に高いということですか。
廣瀬:そうです。学習効果が高く、効率も良いです。サロンオーナーさんは1週間の合宿やスクーリングは負担になります。女性で家庭があれば家を空けにくいですよね。
小林:自分の好きな時間に好きなペースで、自分都合で学べるということですね。
しかもすでに生徒さんが成功事例を出されて活躍しており、現在東京と福岡、高知、松山など説明会も開催されていますが、講師も育ってきているということですね。
恵子さんがいなくても、育成する人たちが育ってきているし、ビジネスニーズもあるので拡大フェーズに入ってきたのですね。1年半前に戻ったとして、ここまで伸びるビジネスを想像していましたか。
廣瀬:いえ、想像していませんでした。本当に四国の田舎で、特に特徴もないエステサロンをやっていました。ですがどんどん人口は減っているわけです。
ビジネスをどうやって広げていけば良いのか。オンラインもありますが、たとえば東京や大阪からエステのために通ってくれることはありませんし、どうやったら勝負が出来るのか。どんなビジネスを立てれば良いのか、全くわからなかったです。
自分ではヘッドマッサージをやっていましたけれども、それが自分の強みだと思っていませんでした。正弥さんとの出会いで、自分の棚卸をしてプロデュースを受けていく中で、いろんなことを当てはめていって「この需要があるかもしれない」と思えました。
THE ONEの「他力思考」で人の縁にも恵まれ一点突破できた
小林:恵子さんはこれまでも器用に売上を立てていましたよね。それでも、今はこれ1本で勝負をしようと一点突破することが出来た、しっかり売上が伸びる仕組みが出来たところにいたるまでの間、何が一番重要だと思いますか。
これからビジネスモデルを展開しようと思っている方にも、参考になると思います。
廣瀬:私はやはりワンマンな個人事業者タイプで、人の言うことを聞かなかったと思います。人の言うことを聞くのが大嫌いですし、「お金払って人の言うことを聞かなきゃいけないの」という感じでした。
ただ、「この人の言うことを聞こう」と思えました。正弥さんの他力思考の話でも、自分で考えるのはやめて成功している人に聞いて行った方が早い、その方が間違わない、ですね。
私は自分でやりたいし迷ってばかりだったと思います。そしてある程度のところまでしか行けない。突き抜けている人に聞いた方が早いしそのほうが間違いない、ということをTHE ONEや正弥さんから学べて良かったと思っています。
小林:恵子さんは人の縁にも恵まれていますよね。
廣瀬:それは恵まれていますね。THE ONEも良い方ばかりです。
小林:すばらしい方々とチームも組んでいますが、誰から学ぶか・誰と組むかという見極めはどんなポイントがありますか。
廣瀬:すごく大事なことですね。これもTHE ONEの受け売りですが、妥協はダメだと思います。「この人がベスト」だという人。この人で良いかではなくて、この人じゃなきゃと思える人と組むと決めています。
小林:私たちはA+と言いますが、Aでもダメで「この人しかない」という点を大事にしています。
廣瀬:人はもちろんですが、物件にしろ扱う商品にしろ、すべてにおいてそうだなと思います。
変化し続けることが活躍し続けるためには必要
小林:コロナ禍の中で大変な人たちと、ビジネスが伸びている人との二極化が進んでいますが、この中で活躍していこうと思うと、何を大切にしていけば良いでしょうか。
廣瀬:変化し続ける、執着をしない。自分が変化していくことも含めて。
経営者として尊敬する方の言葉ですが、「自分以外はすべて条件」だと思うのです。原因は自分。だからコロナのせいではないのです。コロナは条件であって、自分がどう対処したかが結果ですからね。
外側の原因にしてしまうと良くありませんし、起こることは良いことか、絶対に良いことしかないと思っています。どうやって伸びるきっかけにするか、これしかないと思います。
小林:なるほど。コロナに限らず感染症が次々に起こるかもしれませんし、まさかが起こることもありますからね。変わり続けるうえで、上手くいっている人から学ぶこともありますね。
起業家は一本筋が通っているからやれることもありますが、手放さなければならないものもあるでしょう。その中で変化していくことの他に何が大切なでしょうか。
廣瀬:柔軟に変化する自分と、信念や自分を持つところも大切だと思うので、どちらも大事ですが、素直でいること、ニュートラルでいること、偏り過ぎずにいろんな意見をニュートラルな状態で見ていくことですかね。
小林:本当にそれは大切ですね。変えない部分と柔軟に変える部分ですね。恵子さんの今後のビジョンは、どんなことを考えていますか。
廣瀬:私は、このヘッドマッサージは世界一だと思っています。そして、現代人は本当に脳疲労が深刻です。こんなに文明が進んで楽になっているはずですし、重たいものを持たないし遠くまで歩かないのに、みんな疲れていますよね。これは脳疲労なのです。
これはもっともっと進むと思います。だから未来に必要なものだし、インドでもアフリカでも世界中どこでもオンライン化は進んでいます。
デジタルの進化に肉体や脳の進化は追いついていなくてキャパオーバーしていて、世界中でヘッドマッサージが必要だと思っているので、これを広めたいです。
小林:恵子さんから私も直接ドライヘッドマッサージを受けて、あんなに脳が休まるのかと思いました。ぜひ体験していただきたいですね。
廣瀬:他のマッサージとは着目しているところが全然違います。単なる頭皮のマッサージではないのです。脳をいかにリラックスさせるか、睡眠を変えていくかということになりますので、脳にはもちろんですが全身の健康に留意しています。
衛生的で経済的で気軽に受けられ、しかも時間も短い。いろいろなコースがありますが、スタンダードの広瀬式で45分です。30分から60分のものもあります。
小林:仕事の合間でも受けられますし、髪のセットもそんなに崩れませんよね。
ファン作りではなく、一緒にビジネスを伸ばす仲間作り
小林:質問が来ています。教育ビジネスをやっている方はみんなこの悩みに直面すると思いますが、「依存体質な方が来てしまったらどうされていますか」。
廣瀬:私はこれを他の人にアドバイスされたのですが、依存体質を呼んでいるのは自分です。これはなかなか気づけないところですね。
私のファンになってくれて加盟してくださった方がいて、これは自分の強みだとも思っていましたしファンづくりもしていましたが、これが依存になっていくのでファンづくりをやめました。
一般の顧客からFC展開、自立した売上を立てていく、繁盛していく、これから一緒に伸びていくという方と付き合っていくと自分で決めたので、そうではない方には他のスクールをおすすめしています。
小林:強く共感しますね。結局は何をしたいのかというところで、お客様を満足させられるセラピストやサロンを育てていくことを考えれば、覚悟を持った人だけを集めれば良いですよね。
自分が大将、カリスマのようにフォロワーにちやほやされるのが目的なら、そのような依存体質の人を集めれば良いし、何をしたいのか次第ですね。自分が引き寄せているというのは本質的ですし、受け止めれば変えることも出来ますからね。
廣瀬:「恵子先生に憧れて」と言ってくださる方もいますけれども、その人自身が主役になって、自分が自分で主役になれることをバトンタッチして気づいていただく。また、そうなった時が私の喜びです。
小林:共感しかないですね。私も自分に良い意味でスポットを当てていないといいますか。一人ひとりの教育リーダーが主人公で、その人のビジネスをいかに成功させるのかということであって、自分に関心がないので。
廣瀬:そこも、正弥さんに会った時は衝撃でした。あえてオーラを消しているじゃないですか。その方に光を当てるというのでしょうか。男性は特に、自分自身がオラオラな感じでくる方が多いですよね。
淡々と結果を出していくという、実績はすごいけれどもオーラを消して普通にしているのが衝撃でした。
小林:私自身が誰かの人生や他人の会社に所属して、というところに関心がなかったので。自立したリーダーのコミュニティとしか時間を共有したくない、という思いがありましたからね。
自分のファンクラブのような形にはしませんでしたし、すばらしいリーダーの方ばかりが集まってくださって、自分の信じたことが形になっていると思います。
廣瀬:正弥さんの考え方で、「自分の会社1社だけで数百億ではなく、3,000万円を作れる会社をたくさん作ろう」というのがありましたよね。ここは私がFC展開しようと思ったところにとても影響を受けています。
養成講座を協会ビジネスでやるということもあると思いますが、私がどんどん儲けるよりも周りの人が儲ける方が面白いと思ったのです。
小林:加盟店からのロイヤリティをあえてなくしたり、その人たちが潤うような設計を最初にされたのはすばらしいです。
私もコロナを予期していたわけではありませんけれども、人の可能性や価値を無限大にすることや、本質的に自由に生きていくことには信念を持っています。そのために、家から一歩も出なければ良いという無限大の価値を展開したり、時間の自由を得ることが出来ました。
結果的にコロナ禍にそれが対応出来た部分はありますが、変わらない信念の部分と時代に合わせて柔軟に変化していくことにはすごく共感します。これからの時代に、長期的に活躍するリーダーの条件だろうと、非常に勉強になりました。
変化の時代では躊躇せずスピード感を持って動く人が成功できる
廣瀬:変化出来るかどうかは、コロナが明確にしてくれましたよね。赤と青の服を着ているほど、変化する人と固執している人の違いをはっきりと見せてもらいましたよね。
小林:変化するノリのようなものは、良くも悪くも伝染すると思います。勢いのある恵子さんのような方とつながっていただいて、Facebookもメッセージがあればウェルカムとのことですので、直接連絡してみてください。
これから変化の時代を乗り越えていく人たちに向けて、恵子さんからメッセージをお願いします。
廣瀬:今は本当にスピードだと思います。変化を躊躇している間に動いたほうが早いです。動けば変化せざるを得ない。止まっていると変化は出来ませんし、前にも進みませんからね。
私もいろんなものがこぼれながらですが、走りを止めませんしスピードは大事だと思います。誰についていくか、どんな仲間とどんなエネルギーでいつも一緒にいるか、これも大事だと思います。
全国で広瀬式が受けられますので、お疲れの時は広瀬式を受けにきてください。
小林:ありがとうございます。皆さんも軽やかに変化していきましょう。本当に頭がすっきりしますし、ぐっすり眠れますので、オススメです。恵子さん、ありがとうございました。
広瀬式ヘッドヘブンマイスター養成講座:https://www.headheaven.jp/blog/363