リーダーブランドを確立する

 

教育ビジネスのためのブランド構築法についてお伝えします。コーチやコンサルタント、スクール経営者、研修講師、セラピスト。こういった自分の名前で勝負していくプロフェッショナルのブランドをどう構築していくのか?その具体的なお話をさせていただきます。このリーダーブランドというのは、私が考えた造語ですが、あなたの専門分野でリーダーとなっていく。この道の専門家、リーダーは、あなたである、というポジションを定めて、周りから認識してもらうための方法論をお伝えします。

ファーストステップは、「育成する人物像を定める」。そして、そう人物像へと受講生を育てていくリーダーは私である、とご自身の中で覚悟を決めるのです。完璧な教育者、リーダーである必要はありません。ともに目指していこう、というスタンスで良いのです。

私は教育業界に10年間関わっていますが、その1つのプロジェクトに教育ラジオ番組の企画・運営があります。

このラジオ番組には、世界中の教育リーダー、起業家、校長先生たちにお越しいただきますが、共通しているのが、この「育成する人物像が明確である」ということ。当スクール、当学校はこういった人物を育成することを目指しています、と冒頭から話されるのです。

あなたがオンラインスクールや会員制ビジネスを構築していくときに、事業を通じてどういう人を育成するのか?ここを最初に定める必要があります。では、具体的なブランド構築方法を今からお伝えします。

まず準備として、A4用紙を1枚用意して、下記のような線を描いてください。中心の円の中に育成する人物像を書きましょう。企業向けの研修コンサルティングをされている方であれば、育成する会社像です。人物像ないしは会社像を書いてください。

例えば私の場合は、この中心に、「自由な教育ビジネスリーダー」と書いています。私のビジネスやプログラムでは、そういった自由な教育ビジネスリーダーを育成していくというのが中核にあるのです。私自身は、教育型ビジネスの専門家だと認識しています。

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中心の育成する人物像を定めたら、次は4つの専門分野を決めていきます。建物の柱が4つあるように、4つの専門分野を組み合わせることで、独自のブランドが構築できると考えています。

例えば私の場合は、自由な教育ビジネスリーダーを育成するために、

1. 独自カリキュラムの開発
2. 集客の仕組化
3. 会員制ビジネス&オンラインスクール構築
4. 事業責任者育成

という専門分野を決めていて、それぞれに独自のカリキュラムを体系化しています。

教育改革実践家で元リクルート社フェローの藤原和博氏は、講演や書籍の中で「稼ぐ」ことの本質を語っています。「100万人に1人の希少性のある人材」になるために、異なる分野の組み合わせでキャリアアップする方法を紹介しているのです。具体的には、1つの分野で100人に1人の存在になって、もう1つの分野でなって、3つ目でも100人に1人の専門性を磨けば、100万人に1人の逸材になれると。それと同じ考え方で、4つの専門分野それぞれでトップ1%の専門知識、専門スキルを身につけることができれば、1/100×1/100×1/100×1/100で、1億分の1の付加価値の高い専門家・プロフェッショナルになることができます。

現時点で4つの分野でトップ1%に入っていなくても問題ありません。第1話でお伝えした「カスタマーサクセス」の考え方の通り、長期的に生徒やクライアントと関わって、共に成長していけばよいのです。「自分はこの4つの分野で勝負する!」と決めると、そこにアンテナが立つので、あらゆることから学べるようになります。

ここで難しいのが、自分の強みや専門性というのは自然にできてしまうので、自分では気づきにくいということです。例えば、話すことが上手な人は、自然にうまく話せるのであまり価値を感じない傾向があります。オススメの方法としては、他者からの視点を取り入れることです。自分の視点、他者の視点、社会の視点、いろんな視点を取り入れながら、あなたの4分野を設定してみましょう。

4つの分野を定めて、日常的に知識やスキルを磨き、独自カリキュラムを体系化することが、リーダーブランドを確立する第1歩です。

独自カリキュラムの体系化

 

育成する人物像を決めて、4つの専門分野を定めるという話をしました。
次は、独自カリキュラムを体系化していくことが大切になります。この体系化のエッセンスをお伝えしていきます。まずカリキュラムは、まず前提としてご自身の経験をただ話すだけでは、相手を成長させることは難しいです。

生徒が学びやすいカリキュラムを体系化することが、教育ビジネスを成功させる上で非常に大切になります。特にオンラインスクールとか会員制ビジネスのような遠隔で教育サービスを提供する場合、体系化していないと、生徒さんが自学自習することは非常に難しいです。

それではどうやってカリキュラムを体系化するのか、今からお伝えします。まずカリキュラムは入口と出口というのを設定します。入口というのは生徒さんやクライアントさんの悩みや課題です。例えば語学のプログラムであれば、例えば英語が話せないとか、読むことはできるけど話せないとか発音が悪いとか。それがまず悩みです。プログラムで解決する悩み、課題っていうのを入口としてまず設定します。

プログラムの出口というのは、最初に定めた育成する人物像です。例えば、私はダイエットプログラムを受けたことがあるのですが、悩みとして、リバウンドしちゃうとか、なかなか痩せようと思っても痩せられないっていう悩みがありました。

プログラムの出口は健康的な引き締まった体になるっていうのが理想の状態だとします。それで、入口と出口をつなぐ12ステップの階段をつくります。最大でも12ステップです。12ステップの根拠としては、1年が12カ月なので、1年以内に学び終えられるものがよいからです。企業も1年を越えると予算がとりづらいですからね。12ステップ作っておけば、6ステップ、3ステップにまとめることもできます。

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このステップを作るところが重要です。各ステップを超えるための成果指標を定めていきます。例えば、自動車の教習所は、教育ビジネスとしては非常に完成されています。教習所に通えば、ほぼ全ての人が車の免許を取得できるからです。車を安全に運転するための知識とスキルが学べるカリキュラムが体系化されていて、成長を確認するためのテストが用意されています。

このように、学習ステップが明確にあり、生徒が自学自習で成果指標をクリアできるようなカリキュラムを作っていきます。その結果、あなたが直接手を動かさなくても、生徒があなたのオンラインスクールや会員制ビジネスの中で学んで、1つ1つの指標をクリアすることで、長くなったので、成長できるようになります。テキストの作り方はまた別の機会にお話ししましょう。

 

顧客価値を最大化して単価と継続月数を伸ばす

 

生徒一人当たりの売上を最大化するには、まずこの公式を知っておく必要があります。

一人当たり売上=単価×継続月数

例えばあなたのオンラインスクールや会員制ビジネスが月々1万円だとして、1人のお客様が2カ月しか通わないと売上2万円ですが、20カ月継続すれば20万円になります。

売上最大化のポイントは、単価と継続月数の最大化です。では、どうやって単価と継続月数を伸ばすのか一緒に考えていきましょう。

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ここにグラフを書きましたが、縦の軸は「顧客価値」、横の軸は「継続月数」です。

この面積を大きくするほど、売上は伸びていきます。

まず価格ですが、価格そのものに「高い、安い」はないと考えています。
何に対して高い安いがあるかというと、生徒やクライアントが得られる価値です。顧客が得られる価値に対して値段が安ければ、安いし、得られる価値より高い思えば高いとなります。

では、どうやって会員制ビジネス、オンラインスクールの顧客価値を最大化して、単価と継続月数を上げていけばいいのか?商品パッケージを考えるための5つの要素をご紹介します。

● 顧客価値を最大化する5つの要素
1.ノウハウ
2.サポート
3.コミュニティ
4.ツール
5.資格・仕事斡旋

1つ目がノウハウです。語学、健康、ビジネスといったあなたの専門ノウハウです。先ほどご紹介した独自カリキュラムの体系化で学びやすくします。

2つ目がサポート。コーチング、コンサルティング、Q&Aセミナーといったもので、生徒のサポートをしていきます。ライザップをご存知ですか?ダイエット、英語、ゴルフ、料理の分野で、“結果にコミットする”という徹底的なサポートをしています。ホームページに掲載されている料金表によると、2017年12月の時点で、ダイエットプログラムの料金は、35万円します。一般的なスポーツジムより圧倒的に高い料金ですが、成果にコミットする徹底サポートで顧客価値が上がっています。

3つ目がコミュニティ。スポーツジムですと、そこに友達がいて会話ができるから、あまりジムを使っていないけれども行っているみたいな、そういった会員さんも多いはずです。会員同士の横のつながりで、所属の欲求が満たされると顧客価値が上がります。

4つ目がツール。例えば、私がプロモーションをお手伝いした速読のオンラインスクールでは、トレーニングのツールがあります。退会すると使えなくなってしまうので、継続率が伸びていると聞いています。

5番目が資格や仕事の斡旋です。例えば士業の資格は、年会費を払わないと剥奪されてしまうようです。その資格があるおかげで仕事ができるので、会員になり続けるメリットがあります。

このように、ノウハウの体系化だけでなく、5つの要素を組み合わせて、顧客価値の高いオンラインスクール、会員制ビジネスを構築していきましょう。

 

会員制ビジネスやオンラインスクールはeラーニングは無料で始められる

「小林さん、会員制ビジネスやオンラインスクールをやりたいけど、システムやホームページ制作にすごくお金がかかるのでは?」と聞かれることがあります。

結論からいうと、お金をかけずにほとんど無料で、会員制ビジネスやオンラインスクールを始めることもできます。動画はスマホで撮影して、YouTubeにアップすればよいですし、無料でホームページを作ることもできます。生徒とのコミュニケーションはLINEでできます。コミュニティづくりは、Facebookグループがよいでしょう。ノウハウ、サポート、コミュニティは、無料ツールを使うことで、今日から会員制ビジネスやオンラインスクールを始めることができるのです。

 

第2回のまとめ

まず最初に、リーダーブランドを確立するという話をしました。育成する人物像を定めて、あなたが育成のリーダーであるというセルフイメージを持つことが大切です。そして、4つの専門分野を定めて、独自カリキュラムを構築していく、という話をしました。

続いて、商品パッケージの話をしました。顧客価値を最大化して、単価と継続月数を伸ばすということです。顧客価値を5つの視点(ノウハウ、サポート、コミュニティ、ツール、資格・仕事斡旋)から最大化して、単価×継続月数を最大化するという話をしました。

最後が、お金をかけずに無料でオンラインスクールや会員制ビジネスを始める方法をお伝えしました。

もっと詳しい話を聞きたい!個別の課題について相談したい!という方には、1度だけ無料のWEB個別相談を行なっています。人数に限りがありますので、今すぐ下記のフォームからお申し込みください。

 

第3回目の予告

 

第3回目はいよいよ集客がテーマです。24時間365日休まずWEBから集客し続けてくれる、WEB集客の仕組みを構築するための設計図を公開します。第3回目も楽しみにしていてください。